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3女帝(2020年8月31日)

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今日は大アルカナの3女帝。

今日のサビアンシンボルは、乙女座9度「未来派の絵を描く男」です。
8度で、環境に依存しない、自発的で能動的な火を生み出そうとし、9度では土から飛び出そうとした火が、今ここにはない生き方を描きます。

火は土から遠ざかるもので、つまり今ここを否定し未来へ向かいます。
土の元素が表す、過去から蓄積された今を生きるのではなく、夢や希望を抱くのが火の元素です。

火のサインならば、限界を超えてどこまでも拡大しようとしますが、乙女座は土のサインなので、限界突破をテーマにしていません。
土の元素には、他の元素が内包され、火も風も水もコンパクトに収まっています。
トランシットの太陽が、螺旋階段を上るように12サインを経験していく中で、乙女座ではやはり、拡大した個性の確立がテーマになります。
具体的な生き方を確立する、と考えるとよいかもしれません。

恒星を軸にした個性を確立するために、9度では周囲の環境を否定するように飛び出し、恒星そのものが表現されたような生き方を探します。
この二極化した世界における創造行為は、分割し細分化していく行為であり、だからこそ多彩に多様化していきます。
この創造原理を表すのが3女帝のカードです。

恒星がそのまま表れたような生き方をしようにも、二極化されたこの世界では何通りもの表現方法があり、これはある恒星の意識から分割された人間が多数いることと同じです。

女帝のカードは生命の樹では、ビナーとコクマーを繋ぎ、これはアジナチャクラに対応します。
アジナチャクラは一つですが、生命の樹では陰陽化しており、これは松果腺と脳下垂体や肉の目との関係を表しています。

松果腺が外部から高次な意識を受信し、そこに内部からエーテルの流れをぶつけることでイメージ化されると言います。
つまり女帝のカードは、受信したものをイメージ化することに関わり、高次な意識を地上化することと同じです。

乙女座は12サインでは視覚に対応し、牡牛座の思考と山羊座の均衡感覚との三角形によって、視覚化することができます。
思考の反映が視覚なので、世界は自分で作っているとも言えるし、見たいものしか見えないとも言え、物質とは決して安定しているとは言えないものです。

拡大した個性を確立するうえで、ましてや恒星をそのまま下ろしたような個性ならば、視覚は物質に縛られていないでしょう。
物質性に縛られない思考であれば、目に見える世界も縛れていません。

そうなると乙女座9度の男は、未来を見ているのかもしれません。
松果腺が見る世界には、時間も空間も存在しません。
今ここに縛られない視点は、過去も未来もすべてを見ることができます。

乙女座9度は、恒星から分割された「私」が、恒星に軸を合わせ、恒星意識を表現した生き方を生み出そうとします。

「世界から出れる人はほとんどいない。入る人は割といる。増えたものは美しくない。美しくなくなっていく。下へ降りる力が強く働いているから急いで帰らなければいけない。」
「4元素が決まりバラエティがどんどん増える。下に下りる存在があると、その分、上に上がる存在が蘇る。」
これが今言われている、アセンションとディセンション、二極化に関係することらしいです。
地球が存在する理由はいくつかあり、そのうちの一つと考えることもできます。

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