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20審判(2020年7月30日)

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今日は大アルカナの20審判。

今日のサビアンシンボルは、獅子座8度「ボリシェビキプロパガンダを広める人」です。
ボリシェビキとは共産主義の暴力革命であり、プロパガンダとは思想や理念に人々を誘導する意図を持った行為を言います。
獅子座7度で、ルーツの恒星を地上に持ち込み、意味のあるコンステレーションとなったものを、8度ではより地上化させます。
恒星の力は、どのような恒星であっても、この地上では暴力的な爆発力を持ちます。

私がベテルギウスになったとき、艮の金神や国之常立尊が「三千世界の立替え立直しを致すぞよ」と言ったように、人々の意識を変え本来性を取り戻さなければ、と強く思うようになり(強く思うどころではない)、これはどうしたものかと感じていました。
歴史上の人物で、ベテルギウスの仕事をしていた人たちが、当たり前だけどいるわけで、実は何人か見せられたことがあります。
例えば、アイスランドに航行した最初のノース人であるフローキ・ビリガルズソンがその一人です。
彼は3羽のカラスを使って陸地が近いことを判断していました。
あとから知ったのですが、松村先生が、ベテルギウスは北欧神話のオーディンではないかと言っていて、オーディンについてwikiには次のようにあります。

愛馬は八本足のスレイプニール。フギン(=思考)、ムニン(=記憶)という二羽のワタリガラスを世界中に飛ばし、二羽が持ち帰るさまざまな情報を得ているという。また、足元にはゲリとフレキ(貪欲なもの[6])という2匹の狼がおり、オーディンは自分の食事はこれらの狼にやって自分は葡萄酒だけを飲んで生きているという。

私にとってカラスと狼、そしてワイン(笑)はとても身近なものなので、ものすごく腑に落ちました。
そして坂本龍馬もベテルギウスらしく、この人も「日本を今一度せんたくいたし申候」という言葉を残していて、実際の意味は「この日本をもう一度洗濯しようということを神様にお願いしたい気持ちです。」ということらしいです。

もう一つ付け加えると、私がベテルギウスになったとき、その様子を微塵も外に出していませんでしたが、主人が突然「俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。」という坂本龍馬の言葉について話しはじめ、「言葉で人は変わらないよ。言葉が人を変えるんじゃなくて、時が人を変えるんだよ。」みたいなことを急に話し始めるという笑
そんなことがありました。

長くなってしまいましたが、獅子座8度は7度の星の力を地上化しようとするので、強烈な力を内包することになります。
8の数字は力を溜め込み、漏らすことなく強力なものにしていきますから、外に対して押し出していくというより、内的に自身が変容するまで外には出さないのではないでしょうか。
8番目のサインである蠍座の目的が自己変容なように、獅子座8度も恒星を地上化するために変容する必要があります。
地上原理に足を突っ込んでいる部分を丁寧に引き抜いて、新たに立ちなおし、そうすると恒星の力を誰かに押し付けようという気にはなりません。

20審判のカードは、2の過去からの流れと11未来からの流れの対消滅によって、どんな決まりきった前提もなく、偶然に支配されることもなく、任意にあらゆるものを物質界から引き出すことを表します。
環境に負けない意志を育てるカードでもあり、引き寄せに関係するカードでもあります。

またクンダリニーを表すカードだとも言われ、眠れる蛇が目を覚まし、目を覚ました蛇を、上空の天使がラッパを吹いて引き上げます。
天使がどんなにラッパを吹いても、蛇が起きていなければ上らないし、天使がラッパを吹き続けなければ蛇はあがることができません。
チャクラで言うなら、頭のてっぺんが抜けてサハスララチャクラが活性化し、活性化したムラダーラチャクラと共鳴する必要があります。

審判のカードは、上からのものと下からのものが共鳴していなければいけないので、主に下の調整が重要です。
下の調整とは身体と感情の軽さということで、実感として起きているときに常に上と下を完全に共鳴させることは不可能に近いように感じます。
寝ているときは筒抜けですが。
松村先生は、身体と感情と思考がそれぞれ7層になっていると言います。
3つそれぞれにおいて7つの法則が働くことは、想像すらできませんが、おそらく感情と身体において7層が働くなら、審判のカードでは恒星との通路ができるのではないかと思います。

獅子座8度で恒星を地上化させるためには、審判のカードのように上からのものによって下から引き出され、しかもイエソドからではなくマルクトから引き出すことが重要です。
月のカードで、高次な意識に対応した低次なものを引き出されるのですから、恒星を地上化させるうえで、マルクトに関わらないわけにはいきません。
ボリシェビキプロパガンダに象徴されるような暴力や強制力も、下から引き出されるもののイメージとして相応しいように見えてきます。

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