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ワンドナイト(2019年12月9日)

今日は小アルカナのワンドのナイトです。

ワンドは火の元素を象徴し、精神性や哲学性を表します。
目に見えない勢いのあるもので、創造性やアイデアに関わります。

人物カードのナイトは馬に乗り、地の足を着けずに超越的な視点で物事を見通します。
具体的に様々な活動を行いますが、それは能動的で積極的です。
人生に対して受動的に生きている人が多いのが実際ですが、それはつまり誰かの生き方を真似てみたり、本質的自己を生きていないペイジのことです。
ナイトはペイジに指示を出す立場です。

ワンドのペイジは、火の分野で能動的に振舞うので、勢いよく煽る人、活動の中心にいる人、活気を生む人、などが思い浮かびます。

今日のサビアンシンボルは、射手座17度「復活祭の日の出の礼拝」です。
射手座の向上心あふれる精神性は、16度で具体的な実務に収まりました。
積極的な意欲は対人関係や環境の中に埋没し、それはそれで安心感や安定感があるものですが、射手座らしい高い志は影をひそめてしまいます。
17度でその志や活力を復活すべく、日の出の力を呼び起こします。

日が昇ると人々は起き出し活動がはじまります。
それと同じように、自らが日の出となり、他の誰かのために動いたり、多くの人に働きかけたりすることで、自分自身の気力を回復していきます。
相手を元気づけていたはずが、自分自身の弱気が自信に変わっていることに気がつくようなものでしょう。

ワンドのナイトのように、火の活力や生命力を自ら能動的に扱うことで、自分自身に活気と自信が戻っていきます。

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