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16塔(2020年7月19日)

https://www.instagram.com/tanakayukari_tarot

今日は大アルカナの16塔。

塔のカードは、生命の樹ではネツァクとホドを繋ぎ、陰陽の柱を結び、対立と緊張のなかで、ネツァクはホドに思い込みの外にあるものを持ち込みます。
ホドの思い込みという信念体系は、外のものに受容的なネツァクによって壊されます。
自己同一化しているものから解放され、目から鱗が落ちる体験をします。

塔のカードは上の蓋が開くことで下も破壊され筒になります。
目に見える世界しか存在しないという思い込みから飛び出すのなら、恒星にたどり着きます。
恒星とを繋ぐ筒は、神社がその役割を果たすと言われていますが、塔のカードの体験により恒星と繋がった人は、その人自体が神社だということです。

神社を作っていた頃の夢を見たことがあって、建造していたというより繋いでいたわけですが、どちらかというと下から上に向かって繋いでいました。
地上に下りずに下から上に繋いでいたので、たぶん上から下ろすというより下から上がるための場所を作っていました。
海の際の岩場にあるレンガの建物で、今思えば塔のようです。

この世界は一なるものが二極化したものなので、塔のカードによって飛び出し一なるものに戻り、そして再び二極化したこの世界に戻ってきます。

今日のサビアンシンボルは、蟹座27度「渓谷での嵐」から蟹座28度「現代の少女ポカホンタス」です。
14時半から28度です。

27度で手荷物を捨て去るように感情は軽くなり、28度では外界との新しい新陳代謝が始まります。
28という数字は、7×4であり14の2倍です。
希望を追い求める7が4という定着を迎え、14の自己生殖は外界へと反映されます。

ネイティブアメリカンであるポカホンタスは、白人との調和を象徴しており、28度は蟹座の集合意識に外の意識との交流が生まれことを表します。
外の意識とはもちろん次のサインである獅子座です。
獅子座は内的な熱に生きるので、この度数は今までにない新鮮な活力を感じ、世界が広がるように感じるでしょう。

27度の体験は、やはり16塔のカードのような信念体系からの解放であり、ここで一なるものに戻るならば、28度では再び二極化した世界に戻り、ポカホンタスのように白と黒の調和をもたらすでしょう。

恒星に結びつき再び地上に戻ると、視野は広がり視点は大きく変わります。
二極化した信念体系から解放され、一なる視点に立つと、この世界に持ち込む力も変わります。
ポカホンタスは「新規のものとの調和」という「変化」をもたらし、変化を望まない人からすれば好ましいものではないでしょう。
恒星意識を持ち込む人は、調和をもたらそうとしても、どちらにしても塔のカードの体験を人々に促すことになります。

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