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4皇帝(2020年7月26日)

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今日は大アルカナの4皇帝。

今日のサビアンシンボルは、獅子座4度「正装した男と角を刈られた鹿」から5度「絶壁の端にある岩の塊」です。22:20頃5度に入ります。

4の数字は定着や安定という意味があり、自身に落とし込むことを表しますが、獅子座は5番目のサインで放出のサインです。
獅子座にとっての定着が放出によって行われるなら、シンボルにある正装した男は自身の生き方を見せつけ、自慢するのではないでしょうか。
1度の創造の活力を明確に示すことで、その力が自分自身に定着するということです。

火の元素ですから、その根拠を土の元素に求めることなく、「土の元素を超えた火である」という、つまり内的実感のあるものを見せつけていきます。
たとえば、年齢は関係ないとか、常識に従わないとか、誰とも同じではない自分を主張します。

恒星に自我を置いて生きる人を外から見ると、獅子座3度の女と4度の男のように派手だったり見栄っ張りに見えるかもしれません。
若さを主張しようとせずとも、身体性を無視して集中するし、なににも迎合しないので、扱いにくいと感じるはずです。
生き方の隅々にまで恒星の力が行き渡るので、見た目はおとなしくとも影響力や存在感が強くなります。

皇帝のカードは、生命の樹ではコクマーとティファレトを繋ぎ、上位の意識であるコクマーの拡張力が、自己であるティファレトに注がれています。
獅子座4度の男が皇帝と重なるなら、個人を超えた力によって創造の活力が引き出されているようにも見えます。
つまり個人の限界とも言える肉体を超えることができます。

皇帝のカードは、普遍化するためにコピーし拡張していくので、獅子座4度の男が放出によって定着させる様子は、皇帝が領土を拡大し続けることで安定することにも似ています。
4の数字は縦線と横線を結びつけた形をしており、縦軸という集団性と、横軸という個人性など、対立した二つのものを関連付け、これもまた獅子座4度の男が火に対する土を取り込もうとしていることに似ています。

4の数字が表すコピーは、3の果てしない創造をパターン化し、パターン化したものを繰り返します。
そう考えると獅子座4度の男は、創造の活力を引き出す方法をパターン化するのかもしれません。
その方法とは、松村先生の解釈を用いるなら、鹿の角を飲むことかもしれないし、力を見せつけるような服装や振る舞いかもしれません。

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