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ペンタクルス7(2019年12月19日)

今日は小アルカナのペンタクルス7。

ペンタクルスは土の元素を象徴し、有限性のあるものを表します。
物質や、具体的で実際的な物事を表します。

7の数字は、具現化や伝達に関わります。
戦車のカードに象徴されるように、上から下へ水が流れ落ちるような活動力や伝達力を表します。
占星術でいうなら、天秤座と7ハウスです。
天秤座は外界に開ききった内面との作用によって、どんなことでも形になりやすく、7ハウスもまた鏡を見て初めて自分を知るように外面に内面が反射されます。

具体的で実際的なペンタクルスが、具現化へ向かって走る力を表す7と結びつくと、具体的で説得力のある成果を生む力を表します。
どんなものでも成果にすることができる力です。
土の元素に感動はないので、どこか淡々とした空虚さがあります。

今日のサビアンシンボルは、射手座27度「彫刻家」です。
彫刻家は、何になるかわからない思想や精神性を彫刻に込めていきます。
目に見える形になってはじめて、「そういうことだったのか」とわかります。
芸術家とはそういうものです。
この度数は、わかりやすく具体的な形にすることで、何を考え何を思っていたのかを知ることを表しています。

ペンタクルス7が夢を具現化するように、射手座27度の彫刻家も思想を形にします。
「過ぎる」のか「不足」なのか、「満足」なのか「失望」なのか。
形になってはじめて気がつくことがあるでしょう。
また、精神が物質化されることの「喜び」と「空虚感」を表しているとも言えます。

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