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ペンタクルス5(2020年2月16日)

今日は小アルカナのペンタクルス5。

ペンタクルスは土の元素を象徴し、限界性があり決まった範囲にすべてを統合します。
物質や肉体とは限界のあるものです。
目に見えない本質であるエーテル体や魂というものは、物質や肉体のように朽ちることはありません。

5の数字は放出に関わる数字で、限界のある土の元素と合わさると、ものを捨てることですっきりするような、依存していた価値観が失われることで物事がシンプルに見えてくることを表します。

実際に部屋の掃除をすると、心も体もすっきり身軽になるものです。
信頼していたものが失われることで、虚飾に支配されなくなります。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座27度「スミレで満たされた古代の陶器」、夕方には水瓶座28度「倒され、のこぎりで切られた木」に入ります。

27度では、心の虚飾を取り除きます。
好きか嫌いしか言わないような一時的な感情に胡散臭さを感じ、永遠で普遍的なものを求めます。
感情の働きとは、好き嫌いを判断するものではなく、本質を知り、自分自身を越えるために働くものです。
永遠で普遍的な感情とは、廃れることのない芸術作品のように高次なものでしょう。

28度では、水瓶座が目指す普遍的な自己を育成してきた場所から離れます。
信頼していたものとの縁が断ち切られ、そのことで本当の自分を取り戻します。

ペンタクルス5が、持ち物や依存していた価値観を失うことで真に自由になるというのは、土の元素が弱まることで火の活力を取り戻すということです。
水瓶座27度28度もまた、心の虚飾を排除し環境から切り離されることで、火の活力=本質的自己を取り戻すということです。

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