自意識は自分しか見ない

じっと見ていると、それが何なのかわからず、ふっと目をそらした瞬間に「わかる」もので、自意識が働いていると自分しか見ることができず、対象と自分という関係が維持されているうちは、自分が前に立ちはだかり自分しか見えません。山手国弘さんの原気呼吸法は、分身から誘導しますが、これもまた自意識を使わないことで、身体が本来の働きに戻るように促します。考えているうちはわからず、考えることを止めるとわかり、夢の意味も、分析して知識と照らし合わせているうちはわからず、夢から離れて夢に戻るとわかるものです。

感情反応で夢を理解するときは、自意識で見て感じて考えればなんとかなりますが、普遍的解釈をするには、一度自意識にどこかへ行ってもらった方がいいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?