見出し画像

趣味は着物と言えるまで 3

兎にも角にも、着物が着られなければ話になりません。お召になったことがないとわからないのですが、着物で難しいのは一にも二にも“帯”です。背後でお太鼓を結ぶ…そう考えただけで、無理無理と諦めてしまう人は少なくないはず。

かくいう私もそのクチでした。まず、帯結びの構造がわからないし、鏡で背中を見ることが出来たとしても、左右は反対になるし背後だし、しかも参考にする本だって左右が逆になる…。10年前もこの壁にぶつかりギブアップしました。

しかし、今回は心強い存在が助けてくれました。着物好きな諸先輩方のアドバイスと、Youtube。まず「帯は前結びが楽よ」という助言を頂戴し調べてみたら…あるではないですか、Youtubeに! 前で結ぶことができるのであれば、難関は左右問題だけ。初日は洋服の上に帯だけ結び(勝手がわからず何度も再生しました)、次に着物を着てトライ。2泊3日で、めでたく帯を結べるようになり、4日目には近所を散歩してみるまでになりました。その後も2日おきに着つけるという自主練をして、なんとか動画を見なくても着られるようにまで進歩。打ち合わせやオフィスにも着物で行くこともあります。

しかし、「着られる」と「粋に着る」には、大きな隔たりがありました。これ、さらに続きます。

#着物 #着付け


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?