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呉服店そして日本の帯がどうにもこうにも…(趣味は着物といえるまで7)

しばらく空いてしまいました。その間にフォローやいいね、してくれた方ありがとうございます。

よく「着物一枚に帯三本」といいますが、帯選びが苦手らしく、呉服店をはじめリサイクルショップ、デパートの催事などにも行きましたが、なかなかこれ!というものを見つけるのが難しい。天井知らずの予算があれば…とジリジリしたことや、袋帯が結べたら…と思ったこともありますが、自分の好みと似合うものを知ることが、最適な帯を見つけるためのポイントだろうと、まずはそこを探ってみました。

・好みに関して…やわらかものよりも紬が好み、しかもシブイのが好き。洋服の感覚と近く、現在持っているのもそんな感じ

・持っている、もしくは似合う着物…無地か無地に準ずるような小さな模様(蚊絣とか)もしくは、大きめの柄。しかし大きい柄になると帯合わせが難題となるケースあり

だということがわかった。上記の趣味と合致するお手本はどなただろう…と探っていたところ、とても勉強になり、とてもしっくり来たのが、白洲正子さんだった。そして思った「あぁ、帯は日本だけじゃなく、世界の手仕事の布から選ぼう」と。

そういえば、10年ちょっと前、初めて自分で買った泥染めの大島に合う帯を探していた時も、たどり着いたのは骨董店で買った古い更紗だった。第二次着物ブームのきっかけは、ウズベキスタン布で作った帯。帯も着物も直線縫いでそんなに幅を必要としないパターンから生まれているから、だいたいの布が帯になるのだ。

そう気づいたとたん、更に着物が身近になった。昔から布が好きで、旅先で求めることもしばしば。そんなこんなで着物に合いそうなものを帯にしていけばいいのだ。

写真は、スンバ島の草木染めイカット(絣)。帯に仕立てようと思っている。黒の大島も、生成りで格子の紬にも、焦げ茶の結城縮にもきっと似合う。着物一枚に帯三本ならぬ、この帯一本で、幾通りも行けそうだ。着物の自由度を改めて感じたのだった。帯にしたら、また書きたい。
#着物 #白洲正子 #帯



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