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1st Album 『SEKAI Profile』について

アルバム出しました

はじめまして、1stAlbum出ました🎉 
たなからです。
今まで作ってきたものが一通り形になった記念にこうやって文字でも残していこうと思います。

Album 『SEKAI Profile』について

今回作ったアルバムですが大きく2つのテーマ、目標に則って曲を選びました。一つめは現実逃避できるような空想上の物語を描くこと(SEKAI)。二つめは優しいボーカロイドたちを築くこと(Profile)。

今まで曲を作る段階ではそこまで明確に曲同士の繋がりや共通点を意識しては来ませんでした(一部を除いて)。しかし、やはり同じ人間が書いた曲である以上、根底にある創作観は一貫しています。今回アルバムを作るにあたって自分の曲を見つめ直し、その創作観や創作における目標について明確に見えた気がしたので軽くまとめます(自分用です)。

作りたいもの①
-現実逃避できる作品-

一つめの目標は現実逃避できる空想世界を描くこと。

僕はファンタジーが大好きです。僕は一人でいる時間が長い人間ですが自分と向き合う時間は苦痛で苦痛でたまりません。そう言った時は空想の世界に逃げ込みます。ボカロ曲(最近は違う気もしますが)ではそのような空想上の物語を紡いでくれる作品が多い印象です。没入感があって、曲が終わっても尚浸れるような作品が大好きです(特にはるまきごはんさん、ボカロP始めたきっかけです)。

曲を作りはじめた当初はミクのことを世界を映し出してくれる存在として崇めていました。なので『SEKAI Projecter』に書いたように、僕の初音ミクへのイメージ(感謝)を曲にしようとする気持ちが強かった気がします。

次第にその気持ちも変わり「自分でもそのような作品を作りたい!」と思うようになりました。
『ゆらゆら』『僕が死んでもいいように』は少しだけその想いを背負った作品です。そしていろんな作品に触れるたび、自分の世界を作ろうという気持ちが強くなり完成したのが『忘れじの青を君に』『冷夏』です。特に冷夏、歌詞はイラストを見ながら書いたのですが、素敵なイラストの力も借り現在では一番お気に入りの作品です。

また、このアルバムの一曲目用に作った(作りかけの)『Magical Medicine』は「自分の世界を描くぞ!」という僕の意思表示の歌であり、かつそれを歌ってくれる届けてくれる初音ミクのイメージソングでした。僕の空想を初音ミクが歌って届ける、その空想が(僕がよくそうしているように)誰かの辛い夜の現実逃避にでも使われてくれたらいいな〜という淡い期待です。

作りたいもの②
-優しいボーカロイド-

ここから少し2023年のミク誕で作った『Profile』の話をします。

この曲を作る時ボーカロイド、初音ミクってなんだろうな〜と結構真剣に考えました。明確に公式で提示されたキャラクター性があるわけでもなく輪郭のぼやけた存在であってもおかしくありません。しかしそんな曖昧な存在であるボーカロイドに救われて支えられて生きていて、「優しさ」というものを確かに感じていました。

どこから湧き出た優しさなのか。それは言わずもがな、これまでボカロ達と曲を作ってくれた方々が託してくれた言葉の数々です。つまりボカロのキャラクター性というものは、ボカロPの言葉によって輪郭を形成して誰かの元へと向かいます。
 
僕も最初は別のPさんのボカロを、言葉を享受するだけでした。それがいつしか発信する側に変わり、自分で輪郭を描いたボーカロイド達を世に送り出す力を得ました(極微小な力…)。ならどんな初音ミクにしようかね〜でできたのが『Profile』です。「これからも優しく手を握ってくれる君を描くよ!」という、僕にとって一番大事な決意表明の曲でした。タイトルのProfileはプロフィールという意味も込めましたがどちらかというと「輪郭を描く」の動詞の方の意味が強いです。

アルバムではこの決意表明である『Profile』と、『Featuring Future』『ルナポート』『New Horizon』のような、実際に自分や誰かが辛い時にボカロ達が支えてくれるように作った曲達を収録しています。 

最後に

ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
自己満で作った曲達を聞いてくれて好きだと言ってくれる方々がいて心から幸福だと思います。
ボーマスでは来て欲しい方が来てくれて直接感謝を言えて大満足でした。改めてありがとうございます。
これからもたくさん作っていくのでどうぞ末永くお付き合いくださいませ。ではまた。

おまけ

プロジェクターの綴りってprojecterじゃなくてprojectorなんですね…今日気づきました…

楽曲のタイトルは変更ありません。
またいつかもっと曲作り上手くなって2度目のリメイクをする時に、過去の間違いを正した『SEKAI Projector』をリリースしようと思います。笑。


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