見出し画像

台湾ひとり研究室:翻訳編「#21陳柔縉さんの著作《台灣西方文明初體驗》のおもしろさ。」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。第21回は、前回ちらりと登場した陳柔縉さんの著作《台灣西方文明初體驗》にまつわるエピソードをご紹介します。

前回、台湾のトップコーディネーターである青木由香さんをゲストにお迎えして、転機となった陳柔縉さんとの出会いについてお聞きしました。青木さんがInstagramで紹介してくださったおかげで、大勢の方に読んでいただきました。お越しくださった青木さんにも皆さんにも御礼申し上げます。

さて今回は、前回にも少し関係する話題として、陳柔縉さんの著作《台灣西方文明初體驗》を取り上げたいと思います。ちなみに「體驗」は日本語の新字体で書くと「体験」。残念ながら未邦訳なのですが、著者の作品の中でも大きな転換点となった1冊です。

《台灣西方文明初體驗》のおもしろさ

ここから先は

2,187字
記事配信は毎週月曜日です。皆さんの購読料がこれからどんなふうに展開していくのか、本ができていく道のりを一緒に歩んでいく気持ちをお楽しみください。

台湾書籍、翻訳中!

¥500 / 月 初月無料

台湾書籍の翻訳者が毎週月曜日に、作品情報から翻訳の進捗、翻訳出版の裏側まで、幅広くお伝えしていきます。台湾旅行に行ったことのある方から翻訳…

勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15