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台湾ひとり研究室:本屋編「新刊告知祭り:スタッフからのコメント編4」

書籍『「神農生活」のある暮らし』発売前の告知祭りを行っております。このところご紹介しているのは、制作スタッフのコメント。今日は編集ユニットHaochi Booksの望月健生さんです。ではさっそく。

——どんな人に読んでほしいですか。
台湾ロスになっている台湾ラバーの皆さまには、ぜひ手にとっていただき、台湾の空気を感じて(思い出して)いただければと! また神農生活がどんな思いを背景に商品開発しているのか。マーケティング視点でもなにか気づきが見つかるかもしれません。

——特に注目してほしいポイントや個人的なおすすめを教えてください。

神農生活の食材・調味料を使ったレシピのページ。P88-89の豆乳スープ麺。
もともとの商品は汁なし麺だけど、それをあえて汁ありのスープ麺にアレンジしています!

今日の冒頭の写真は、その「汁なし麺(乾拌麵) 」が置かれた神農生活の店頭の様子です。この麺は、神農生活のPB商品で、2種類の味が楽しめます。商品の詳細は、本書をご覧いただけたらと思います。

本書には、神農生活が得意としている食材や雑貨をたくさん紹介しています。台湾好きの間ではかなり知られているとはいえ、まだまだその「使い方」という意味ではハードルが高いのが食材です。

そこで、誌面では一部の食材について、その使い方をご紹介するレシピのページを設けました。レシピの開発は、東京で望月さんたたちが進めてくださいました。

当初、紹介予定のレシピは2品でしたが、食材の取材と原稿を進めているうちに、それでは足りないのではないか、と感じ始めました。

何しろ、見る人によっては、正体不明(!)の、初めてお目にかかる食材です。食材を見ただけで、どうやって使おうかと考えられる人は、すでに調理経験が豊富なはず。でも、そうではない人にとってはそれがかえってハードルになりやすいものですよね。

打ち合わせだったかメールだったか忘れてしまいましたが、レシピの増量をご相談し、4品に増やしていただきました。わずか2品と思うことなかれ。レシピの開発は、簡単にはいきません。

今回、その4品のレシピ開発は、専門の方にお願いしました。江戸川橋に餃子や台湾料理を出す店舗を構えるFUJI COMMUNICATION(フジコミュニケーション)さんです。

神農生活さんから材料となる食材を東京まで送ってもらうところから、レシピの作成はスタートしました。出来上がった4品は、写真はハッと目を引くのと同時に、どこかホッとするような家庭的な雰囲気を醸し出していました。食材が手に入る方、ぜひ試していただきたいです。

いつか日本へ帰国したら、お店に伺って、レシピ開発のお話をアレコレお聞きしてみたいなと思います。おっと、その前に、自分でもレシピを試してみることにします!

勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15