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人生の苦しみはコントロールできる?
♪人生楽ありゃ苦もあるさ〜
(このフレーズでパッと水戸黄門が出てきたらあなたは相当時代劇フリーク❤️)
四苦とは生老病死なので、自分ではコントロールできない領域と考えられます。
その続きの4つは
①愛別離苦(あいべつりく)
②怨憎会苦(おんぞうえく)
③求不得苦(ぐふとっく)
④五蘊盛苦(ごうんじょうく)
難しい漢字が並びます。
愛別離苦とは、大切な人や大好きな人であってもいつかは離れなくてはならない苦しみ
怨憎会苦とは、逆に大嫌いは人、顔も見たくない人と出会ってしまう苦しみ
求不得苦とは、求めるモノゴトが手に入らない苦しみ
五蘊盛苦とは、自分の心や、自分の身体すら思い通りにならない苦しみ
今も昔も人の悩みや苦しみはあまり変わらないような気がしてしまいますね。
せめて一つでも自分でどうにかできないだろうか、、、
できます。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75792959/picture_pc_e8c447517ffa990d09bf09f3719fcfac.jpeg)
五蘊盛苦は心の苦しみ。
これは自分で何とかできる可能性大。
なぜなら心の苦しみはほぼ100%自分が作り出しているから。
ちなみに五蘊は以下の5つを指します。
・色(しき):全ての物質を指す。現象。
「身体」機能が活発であることに起こる苦しみ
・受(しゅ):物事を見る、外界からの刺激を受ける「心」の機能
・想(そう):見たものについて何事かをイメージする「心」の機能
・行(ぎょう):イメージしたものについて、何らかの意思判断を下す「心」の機能
・識(しき):刺激とイメージ、意思判断を統合して状況判断を下す認識作用の機能
例えば、ある女性が仕事でミスをして上司に怒られたとします。
(この人は自分に自信がないという設定)
このとき、この女性は上司から怒られた時に言われた言葉や態度をどう受け止めるでしょうか?
大声ですごい剣幕で怒鳴られた!と捉えるかもしれません。
実際には普通に注意されただけでも。
自分に自信があれば大したことではない、運が悪かっただけ、と後で上司の悪口をいってスッキリしておしまいだったかもしれません。
でもこの女性は、またやってしまった、わたしに能力がないから、と落ち込んで自分を責める気持ちが湧いてきて、次にまた何か言われるのではないか不安になります。
また、極端に上司に対して恨めしい気持ちが湧いてきて、結果的に上司のことを嫌いになってしまうかもしれません。
上司=嫌なやつ
職場でただ話しかけらただけでもゾワゾワしてしまう。
そうなると職場にいるのも嫌になり、仕事も会社も嫌になる。
でも全ては上司のせい、会社のせい。
本人は全く気づいていません。
自分がこの苦しみを作り出していることを。。。
そして会社を辞めてスッキリしたと思ったら、また新たな問題が出てくるというわけです。
(ちなみにこのエピソードはわたしの新入社員時代のこと😆)
起きたことをどのように捉えてイメージや思い込みを作り、それを通して相手や物事を見ていたのか。
自分が自分で作ったイメージに苦しんでいたことが今になってよくわかります。
裏を返せば、自分がどんなイメージで人や物事を見ているのか気づけばよいわけです。
というわけで、全ての苦しみをコントロールはできませんが、心の苦しみはコントロールできますよ!
苦しい時はどっぷりそこに浸からないで、少し離れたところから自分がそのことをどう見ているのか感じているのか観察することをお勧めします。
1人でやるのが難しい時は、心理カウンセラーやセラピストの助けを借りてくださいね!
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