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かもめ、インターネット、ギャル(4月12日)

▼NTライブの「かもめ」を見た。

チェーホフの「かもめ」の現代アレンジ的な感じで、
三方向をすべて板に囲まれた舞台でセットは椅子だけ。
板に囲まれて袖も無いので出演者の登退場も無し。
照明は蛍光灯っぽいのだけ(変化ほぼ無し)、BGMほぼ無し。
という、超ストロングスタイルの芝居だった。

▼凄かったんだけど、凄かったんだけど……
正直、終演した瞬間「やっと終わった〜(疲れた〜)」とホッとした気持ちが一番だったかも……めっちゃ集中力が必要な舞台だった。

いや面白かったんだけど…面白かったんだけど……
恐らく意図された「面白さ」の30%も解ってないんだろうな……という気持ちで観ていた。
それを「面白い」って言うことは、なんだかタバコを無理して吸っている中学生みたいだなって思うけど…でも面白かったんだもん。
嘘じゃないよ!!

▼もしかしたらイギリスの人も心の中では「…??」って思って観ているのかもしれない。それは永遠に謎だし、そこを突き詰めるのは野暮なので……
だから皆で言おう「面白かった」と!
……疲れはするけど。

▼「かもめ」自体は有名な作品なので、物語は知っていたけど、改めて見ると、本当に陰鬱な気持ちになる凄い作品だな〜と思った。
今回は特に、田舎で社会から置いていかれる(と感じる)と、人はヤバい感じになる…というイメージを強く感じた。
そういえば現代アレンジだったけど、ネットは出てきて無かった。そんなに現代って訳でも無いの…?
インターネットさえあれば…インターネットさえあれば、登場人物達はもう少し幸せになれただろうに…!と思った。
TwitterとかTik Tokとか贅沢は言わない、せめてmixi……いや、前略プロフがあれば……!


▼NTライブの上演、この「かもめ」が終わったら、次は「るつぼ」らしい。

「るつぼ」、すごい面白い戯曲なんだけど、魔女狩りの凄惨な話なので……
これも事前に気力を補充してから観ないと大変になりそう……
それか、とても明るい人(例えばギャルとか)と行くとか。
「え?魔女狩りとか、まぢあり得なくね??ウケるんですけど!?」
とか、酷い場面の時に言って欲しい。

いや、観てるときには言ってほしくは無いかも……終わった後に言って欲しい。

まあ、誘えるギャルの友達とか、居ないんですけどね。

そういう(私の様な)悲しい人向けに、そういうサービス無いかな……
鬱系の映画とかを見る前に予約しておいて、観終わった後にギャルと10分お話しして、気分をアゲてもらう的な………

これでマネーの虎出たら、お金もらえるかな?
「ギャル宅急便」的な可愛い名前で


ただのデートクラブじゃねーか


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既に沢山の方に観て頂き…本当にありがとうございます!!

半端ないテクニックを惜しみなく披露してもらった…本当に面白い作品だなと、改めて自身を持ってオススメ出来る舞台です✨
ぜひこの機会に、御覧ください!!

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