日常的に普通に罪悪感もなくポイ捨てする層に届け!

「ゴミを捨てるな!」とか「ポイ捨て禁止」みたいな注意書き。

家の前に誰かが捨てた吸いがらやゴミが落ちているのは本当に嫌なもんだ。
放置しとくのも外観よくないから片付けてもまたすぐにポイ捨てされる。
住民は本当に迷惑しているから「ゴミを捨てるな!」や「ポイ捨て禁止」は切実な声なんだけど、あんまり効果があるようには思えない。

効き目がないから追加でさらに注意書きをするパターンもよく見る。
が、追加したことによって情報がブレてしまって効き目がもっと弱まってしまうんだろうなーという印象。

ポイ捨てする奴って日常的に普通に罪悪感もなくそれをやっているから、ちょっとばかりの注意書きがあったところでその声は届かないのだ。

「ポイ捨て禁止の貼り紙あるからポイ捨てやめとこ!」って思考する人間ならばそもそもポイ捨てなんかしないからなぁ。
ちょっと哲学的ですらある。

そんな、【日常的に普通に罪悪感もなくポイ捨てする層】に届くようなメッセージの出し方ってなんかないもんなのかなと、街中で注意書きを見るたびに思っていたんだが。
ついに凄いのに出会ってしまった。


『すで煙禁は所場のこ』

間違えて右から読む仕様になってしまったのか、それとも確信的なのか。
いや、これは確信的でしょうよ。
一文字ずつプリントアウトして、それをラミネートして、わざわざ横並びにつないでいる。
間違いならばその作業中に気づくはずだ。

得体の知れない狂気を感じる。
静かに見張られているような暗い視線を感じる。
ここでタバコを吸おうものなら、味わったことのないような恐怖体験が発動されるような、無慈悲で断固とした決意を感じる。

これは効き目があるでしょう!
実際、そのあたりにはタバコの吸い殻は皆無だった。

余談。
コンビニの前でコーヒー飲みながら喫煙している若めの女性。
そばには彼女の子供であろう小学生くらいの男の子。
吸い殻を足下にポイ、紙クズもポイ、空き缶を他人の自転車のカゴにポイ。
子供の目の前で。

おいおいマジかよと思う。

母親が普通にこういうことやっていれば、それを見て育つ子供も普通にこういうことやる大人になるのは当然と言えば当然。

【日常的に普通に罪悪感もなくポイ捨てする層】であるこの母親も、ここに「なるすて捨イポ」って貼り紙があったらポイ捨てを踏みとどまったんかなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?