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#24 地域活動履歴とマイ・キーワード12(2010年代後半編)

 地域活動履歴12回目は、2010年代後半です
この期間は中心市街地の活性化にトピックが集中しました。模索するテーマのひとつ「参加の場づくりのデザイン」について試行した時期でもあります。
特に衰退した商店街をどのように活性化させるか、そしてそのひとつの手法として、居場所つくりをどのように組込むかにチャレンジしました。

🔶00 workshop space & office/びぃぷらす(サード・プレイス)

 いわゆる「場」の重要性が言われ始め、各地でサード・プレイスをつくる動きが活発になります。形は様々ですし、運営主体も多様です。定義そのものがあやふやな状態でもありますが、家庭でも職場でも無い第3の居場所の必要性そのものは一定の理解が得れる状況になってきていると思います。
 この期間にふたつの「場」をつくりました。市民が集まりやすい雰囲気をどうつくるのかに留意して、それぞれの特徴を活かした運営にチャレンジしました。
 00 workshop space &office(ゼロゼロワークショップスペースアンドオフィス)はシミンズシーズが2016年7月に設置・運営しました。イベントとしては中心市街地にある数箇所の空き店舗を市民のアイデアでリノベーションするコンペ企画「まちリノベ」や毎月開催の飲みながらのフラットな市民会議「飲み会議」などです。
 びぃぷらすは2016年10月に、BANーBANネットワークスが設置・運営しました。市民の集う場に放送設備を整えたいとの想いがいろいろな形で開花しました。象徴的なイベントは各種メディアの取材に関わっていただいた地域のキーパーソンをつなぐ場として企画した「加古川パーティー」です。

🔶加古川まちづくり舎(中心市街地の活性化)

 シミンズシーズのミッションである「シミの自律と自立を支援する」はどちらかというと大きな概念を指し示したものです。シーズそのものはこの理念の実現に向けて活動ていますが、一方でもう少し狭義でエッジの効いた活動や事業も必要で、その一環として「中心市街地の活性化」に特化した関連法人を2019年に立ち上げました。不動産の取得や空き店舗のリノベーション、エリ開発、人材育成などを手掛け、その事業性を考えて法人格は株式会社を選択しました。

 中間支援組織に求められる多元性と多様性を考えるとき、組織のあり方と運営の方法を模索するはじめの一歩と位置付けたいと思っています。

※写真は(株)加古川まちづくり舎の社屋です。

次回は活動履歴最終回で2020年代前半です
🔶コープこうべ (共助社会・ビジネスとソーシャルの融合)
🔶かわのまち保育園(まち保育)


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