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#20 地域活動履歴とマイ・キーワード9(2010年代前半編1/3)

2010年代前半(1/3)

 活動履歴9回目は2010年代前半編の1回目です。
 2024年元旦に能登地震が起こりました。お亡くなりになられた方にご冥福をお祈りするとともに、被災された方々へお舞い申し上げます。
偶然このタイミングになりましたが、今回は2011年3月11日に起きた東日本大震災への支援についてです。
被災地のフェーズが刻々と変わる中で、どのような支援をすることが効果的かつ中間支援組織としての支援として最適化を模索し、実践しました。後に「受援力」という言葉が生まれますが、支援と受援のバランスや支援のタイミングはとても重要なことを学びました。

🔶東日本大震災(支援のあり方)
 阪神・淡路大震災の当事者である私たちは(行政や社会福祉協議会、NGO,NPOを中心とする非営利セクター)すぐに集会を持ち情報を共有をしました。兵庫県が宮城県をカウンターパートと決めたことから、支援の多くは宮城に集中しますが、岩手と福島への支援も分担して行うこととしました。シミンズシーズはいち早く岩手支援を決め、4月18日に現地調査に入りました。高速道路は知事の許可があれば無料になったこともあり、目一杯の支援物資を積み込んでまずは盛岡まで1,100kmを夜中に疾走しました。今でも東北自動車道がうねっていたことを体が覚えています。盛岡から宮古へ、そして沿岸部を南下しその被害の甚大さに言葉を失いました。宮古から大槌に入ったとある場所での光景は今でも忘れられません。思わず車を止めて、全員で手を合わせました。

 現地調査の後、阪神・淡路大震災の経験を活かしつつ、中間支援組織としての特性を出した5つの事業を中心に支援を始めます。
1.「被災地を応援する加古川市民ネットワーク」の設立
 情報・資金・物資の有効支援を目的とした地元での協働組織の運営
2.スタッフの派遣
 山田町災害ボランティアセンターへ常駐
3.中間支援機能に重点を置いた支援の実施
 緊急的な支援を一定期間過ぎた後に必要となる資金支援と運営相談支援
4.「かだる(語るの東北方言)カフェ」の運営
 JR加古川駅前の商業施設に東北情報発信のコミュニティーカフェ設置・運営
5.ラジオ放送による情報発信
 地元FMラジオと協働して毎週東北情報の発信

※写真は盛岡市内でおかなわれている「3.11の集い」の一シーンです。

次回はしげるんThird Lifeの旅6(兵庫編)です


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