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青空を
でんしんばしらの
はりがねが
すつときつてゐる

空をきつたはりがねに
雀がとまってうれしそうに
ちゆんちゆんと
ないてゐる
  数え年 八歳(大正十三年七月)

この詩を読んだ鳥取環境大学の先生は、かつて こんな感想を寄せてくれました。
「空をきるはりがね、その感覚のするどさ、研ぎ澄まされた切っ先に注目するあたりのチドリのまなざしは並みではありませんね。自分の気持ちや感情表現は一切ないのに、書き手の姿勢・意識・感動が読み手にまっすぐに伝わってくる。舌を巻きます。その才はきっと天性のものなのでしょうね。」同感です。
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