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フウリン チリチリ
ナツテイル
カゼニユラレテ
チリン チリン
ヲトガナンダカ
サビシイナ
 七歳(大正十ニ年八月三十日)

縁先に吊るされたのであろう風鈴、
眺める千鳥はひとり 座敷で床に就いているのでしょうか、
音とともに夏の宵の涼しげな風の匂いが漂います。
【千鳥の詩文のすべては HP「田中千鳥の世界」で公開、読むことが出来ます。】


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