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破壊的イノベーターのいたずら【事例・スマホとカメラ市場】

こんにちは!
どーも!ゆ〜せ〜です!

今回は、破壊的イノベーターのいたずら【事例・スマホとカメラ市場】という話をしていきたいなと思います。

破壊的イノベーターってなにかというと破壊的イノベーションを起こす商品・サービスまたはそれらを扱う企業のことです。

その破壊的イノベーションとは、既存の商品・サービスの主要顧客が評価する性能よりは劣りますが、既存の商品・サービスにはないユーザビリティ(使い勝手)の良さ、低価格などの特徴がある商品・サービスが生まれることです。

この破壊的イノベーターのいたずらについて、スマホとカメラを例に解説していきたいと思います。

カメラが売れなくなった日


2000年代になってインターネットの利用できる携帯電話が生まれました。

この頃になって携帯電話にカメラがついて写真を撮ることができるようになりました。

一方、カメラ業界は、2000年ごろから高画素数化競争や小型化競争など、激しい競争により性能は上昇、価格も下がり、結果として市場も拡大しました。

さらに、2002年には、フィルムカメラとデジタルカメラの出荷台数が逆転し、多くの企業がデジタルカメラに力を入れるようになりました。

この2000年初期にカメラ付き携帯電話が出たときは、多くの人が携帯電話は人と電話したいだけで、カメラを使いたいという人はいませんでした。

つまり、携帯電話でカメラを使いたいという市場は非常に小さいものでした。

しかしながら、2007年、初代のiPhoneが発売されて以降、携帯電話のカメラの性能が著しく上昇し、動画も撮れるようになってきました。

このスマホの誕生により、「写真撮るのにデジタルカメラではなくスマホで良くないか?」という人が増えてきました。

そして、デジタルカメラの世界販売台数は2010年の1億2146万3234台をピークに減少し続け、さらに、コンパクトデジタルカメラの出荷台数は2008年の約1億857万台をピークに減少し続けた。

コンパクトデジタルカメラは結果、2017年には出荷台数がピークのころの1/10になるなど急激に減少しました。

スマホが破壊的イノベーターとなった瞬間です。

その決定的要因が一般人にとってデジタルカメラとスマホのカメラの性能差が分からなくなったからです。

事実、カメラ事業に力を入れていた富士フィルムは経営危機に陥り、以下の行動を起こしました。

①化粧品事業の立ち上げ
②液晶テレビのフィルター事業を収益の柱にする

このようにして、富士フィルムはイノベーションのジレンマを乗り越えることができました。

イノベーションのジレンマについてはこちらに記載していますので、今回の破壊的イノベーターについて深く理解したい人はこちらからご覧下さい。

今回は、破壊的イノベーターのいたずら【事例・スマホとカメラ市場】という話をしてきました。

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