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建築物を訪れる~姫路市書写の里・工芸美術館~

はじめに

建築物を訪れる際に知っておきたいポイントを解説します。
建築物を訪れることは、歴史や文化を知り、新たな発見や感動を得ることができる貴重な体験です。
しかし、鑑賞のポイントや見どころを知らないと、ただ建物を見て回るだけでは物足りないかもしれません。
そこで、本記事では建築物を訪れる際の基本的な考え方やポイントを紹介します。
具体的には、建物の背景や構造を理解する方法や、見どころを見逃さず楽しむためのテクニック、建物の歴史やエピソードを知るための情報収集方法などを解説します。
建築物をより深く理解し、より充実した訪問をするためのヒントをお伝えします。
建築物への訪問を予定している方や、これから建築物巡りに興味を持ちたい方に役立つ内容となっています。

書写山の麓の美術工芸館

西国三十三観音霊場第27番札所として参拝客や行楽の人たちが数多く訪れる、西の延暦寺と呼ばれる円教寺が鎮座する書写山の東山裾にあります。

駐車場に車を駐車して、小さな橋を渡ると竹林の緑と朱色の柱が鮮やかな対比を見せる建物が現れます。

この竹林に囲まれた大屋根の建物が姫路市書写の里・美術工芸館です。

美術工芸館は、平成6年7月にオープンしました。


朱色の柱が特徴的

建築家

建築家は宮脇檀(みやわきまゆみ)。 

愛知県名古屋市出身。

住宅建築の名手として知られており、箱型コンクリートと木の架構を組み合わせた住宅を、シリーズ的に多数設計したことでも有名である(ボックスシリーズと呼ばれている)。

今回は、宮脇檀さんの建築を学びに訪問してきました。

圧倒的インパクトの外観


圧巻されてしまったのが、竹林の間から見える大胆な大屋根が特徴的な建築物。

屋根に使用されている瓦の枚数は約34,600枚で屋根の面積は約700㎡という規模だそうだ。

建物の中に入ると、屋根勾配に沿って勾配天井となって大空間を構成している。

外観から分かるように屋根にはトップライトが設計されている。

展示スペースに自然光が取り込める建物になっているのだ。

鉄筋コンクリート造でありながら、和風間を忘れさせない室内空間がとても心地いい。

展示室

傾斜地に建築

建築物の裏が書写山で山の麓。すごいのが、建築地が傾斜になっているため建物内は傾斜に合わせて階段状になっているだ。

その階段に美術工芸品を展示している。

その階段で私を迎えてくれたのが泥仏。

姫路市出身の清水公照さんの作品だそうだ。

建物内は階段状のつくり

その作品の間に大きな柱がそびえたっており、この大きな屋根を柱4本で支えている。

この建物の迫力と力強さを感じるポイントである。

展示スペースには、和室空間を取り入れた展示室もあり、色々な作品が並んでいた。

竹林と建物のバランスがとても美しく見ごたえのある建築物である。

建築物の紹介

〒671-2201 姫路市書写1223番地  [ 地図 ]
電話 079-267-0301 ファックス 079-267-0304

  • 観覧料   一般310円(250円) 大学・高校生 210円(160円) 中学・小学生 50円(40円)、( )内の料金は20人以上の団体です。

  • 休館日   月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土曜・日曜、休日を除く)

  • 開館時間  午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

  • 交通    姫路駅より神姫バス「書写山ロープウェイ」行きで終点下車、徒歩3分

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