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娘へ入学おめでとう

小学校に小さな体で大きなランドセルを背負って、通い始めたあの日から6年。

卒業おめでとう。

そして中学校に入学するわが子へ、今後の人生を豊かにするために伝えたいことを書きたいと思う。

目的地ー現在地=『努力が必要なこと』 差を埋めていくことが大切

私たちはどうしても、目的地を明確化する恐怖に耐えきれず、結果より目先のメンタルを優先してしまうことが多い。

例えば、数学のテストがある。

今度こそは100点を取ろうと決める子と、まあ平均点を取れたらいいなぁと考える子がいる。

今の実力だと50点しか取れない。

残り50点取るためには、自分がまだ理解できていない問題にチャレンジしないといけない。

まじで?先生わかんない。どうしよう。ここで恐怖が襲ってくる。

しんどい。不安。

しかし目的地を決めている子は、その目的地に行くために、先生に聞いたり、友達に聞いたり、親に聞いたりして理解をしていく。

目的地を決めてない子は、この不安に耐えることが出来なくて、目先にメンタルに走ってしまう。

みんなが出来てないからいいや、将来使わないし、何かに役に立つの?と周りを見て、周りに合わせていく。

カーナビを考えよう。

目的地を入力して出発する。

どうしても知らない道だと間違えてしまうが、すぐにルートを修正してくれる。

これが目的地があるということ。

小さな目的地から定めていつかは、誰もたどり着けないあなたの目的地をみ見つけて欲しい。

自分は、できないのでなく、時間を掛けて無いだけ

例えば、ここに10円玉があります。

机の上で立てて下さい。

中学生ぐらいになると、ほとんどの人が出来ると思います。

では、次は10秒以内に立ててくださいと条件(時間的条件)をつけます。

何人かは立てることが出来て、何人かは立てれない人が出てくると思います。

更に一秒で立てて下さい、となるとほとんどの人が出来なくなってしまいます。

10円玉を立てるという行為は、誰もが出来ることなのですが、時間的制限がかかると出来なくなってしまいます。

ここから大切なのが、この時間という財産というか資産をどのように使うのかだ。

中学三年生の3月まで約3年 26,280時間という平等の時間がある。

この時間をどのように振り分けていくかが、大切だと私は今、思います。

友達と遊ぶ、勉強する、スポーツをする。

それぞれ目的地を持っていれば、その使い方を考えます。

やめてほしいことは、無駄に使うこと。

何が無駄で何が無駄じゃないかは、今は分からないと思いますが、自分で考えることが大切です。

勉強に例えると、

中学3年生になると高校受験です。

受験に焦って勉強したくないですよね。

だから10円玉立てのように時間を掛けてクリアできるように、じっくり準備することが大切です。

周りの人たちは、このことを知らないので馬鹿にしてくることもあるかもしれませんし、勉強しても一緒って言ってくるかもしれません。

その時は、卒業式の校長先生の言葉を思い出してください。

努力は嘘をつく、だけど無駄ではない


僕はあの言葉が心に残っています。

挑戦するあなたを笑う人がいるかもしれませんが『天』は絶対に笑わない。

これはこの世界、この地球の原理原則と言われています。

今までに、勝者になれそうにないから諦めたことは無いだろうか。

僕は今まで無意識の中で、人と比べ、たくさんのことを諦めてきたと思う。

もっと絵が上手だったらな、もっとトークが上手だったらな、もっと背が高かったらなとか、いいわけを自分の中で作り出し、人と比べ諦めてきたと思う。

今思い返すと、自分自身に残念で仕方がない。

周りで挑戦したけど、失敗した友達も見たことがあると思う。

称えるべきことは、結果ではなく本気で挑戦したという勇気だと思う。

自分がなりたい自分になるために。

例えば、受験を例に出すと、不合格になった人はまじめに勉強して誰よりも努力した人ばかりだ。

自分はこのことがしたいから、この学校に行きたい!と決めて合格できる学校でなく、挑戦をして、自分の目的地を定め取り組んでいるからだ。

適当に手を抜いてごまかしごまかし、受験勉強をしてきた人は、あまり不合格にならない。

自分の仕事にも言えることかもしれない。

行きたい高校を受験するのではなく、合格できる高校を受験するのはやめてほしい。

『努力が嫌』『遊ぶ時間が欲しい』といって志望校を下げる人もいる。

それを正解のように言ってくる先生や親、友達もたくさんいると思う。

最後に

色々書いてきたが、私が言いたいのはパパやママの時代は、いい学校に行けば、いい会社に入れて、一生そこで働いてが当然のことで、美しいとされてきたし、常に刷り込まれてきた。

しかし今は違う。

実は昔から違ったと思う。

この世界でやりがいを見つけ、幸せをつかんでほしいから書いています。

今からの中学校生活を送るにあたって、頭の片隅にこのことを覚えていて欲しい。

①目的地は決める

②できないのでなく、時間を掛けてないだけ

③努力は嘘をつく、けど裏切らない

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