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もっと豊かに暮らそう!『自分自身』


実は、今日から一級建築士製図の授業が始まります。

製図試験に二年連続落ちておりまして、今年がカド番です。

一級建築士は学科試験と製図試験があり、学科試験に合格して製図試験を3回受けることができます。

その間に合格しろということ。

地獄のような学科試験の勉強に戻りたくないので、今年は必ず合格を成し遂げたいと思っています。

でも今日から半年間、学校通いが続くと思うとちょっと気分が落ちてしまいますね。

まあ、たくさん建築物について学べると思い取り組んで参りたいと思います。

さて、家づくりにおいて『自分自身』を知ることから始めようという話をしたいと思います。

最近はSNSが普及して誰もが発信者の時代になっており、たくさんの流行りの情報がスマホに流れてきます。

このようなことが流行っているんだな、こういう間取りが正解なんだなって。

トレンドを取り入れることは非常に重要ですが、それが正解だと思い込み、自分たちの家族の生活に落とし込めていないお客様をチラホラ見かけます。

自分自身を知り、流行っているからではなくいつまでも記憶に残るデザインを心がけたのなら、子の代にも魅力ある住まいとして受け継がれるのではないかと思います。

まず、家づくりは自分自身を知ることからです。

ゆっくり落ち着いた気持ちでデスクに向かいましょう。

A4の白紙ペンを持って思いを巡らせてください。

今まで生きてきた中で、

安心して過ごせた場所はどこだったのか?
自分の心が安らぐ落ち着ける場所はどこだったかな?
好きなカラーはなんだろう?
心地よい広さはどれぐらいの広さだろう?
どんな場所の居心地がいいのか?
窓から見える好きな景色はどんなんだろう?

逆のパターンも考えていきます。

居心地が悪い空間はどんな空間だろう?
落ち着かない場所は実家にあっただろうか?
どんな色が嫌いだろう?

などどんどん書き出していってください。

過去の思い出にもヒントが隠されていることもあります。

例えば、子どものころ家の中で好きだった場所はどこだろうか?

兄弟や従妹が集まってかくれんぼをしている時の押入の中は落ち着いたなあとか。

親戚一同集まって、野球を見ながら鍋を食べてわいわい騒いで楽しかったこと。

家族の楽しい思い出はどの場所にあったのか?を探っていくのです。

自分だけではだめなので一緒に住む妻や家族とも共有をして、家づくりに取り組むことが、満足度の高い家づくりが出来るのではないかと思っています。

なんども言いますが、流行りのデザインだけでなく、いつまでも記憶に残るデザインを心がけたのなら、子の世代にも魅力ある住まいとして受け継がれていきます。

自分自身を知り、家族を知るチャンスでもあるのです。

是非家づくりを楽しんでください。
豊かな暮らしが待っています。



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