見出し画像

短編小説『実録、血まみれの廊下』(無料公開版)

※期間限定無料公開版

 草木も眠る丑三つ時……から1時間ばかり。
 どんどん。
 どんどん。
 と、窓をたたく音。

 古いアパートで、玄関を入ったあと、階段を上がって、廊下に面して各部屋の扉がある……いまでは見かけなくなった様式のアパートなのだが、叩かれたのは、その廊下に面した側の窓だった。
 こんな時間に来客?
 それにしては、階段を登る音も聞こえなかった。ちょっと風の強い日には、建物がきしんで怖い思いをするくらいに安普請のアパートなのである。階段を登る音を聞き逃したとも思えない。
 不気味に思ったものの、ほうっておくわけにもいかず、窓の側に向い、小さなサッシの窓を開いた。
 そこには蒼白な顔の男の顔。

(掲載期間が終わりましたので)ここから先は、有料マガジン「空想海軍 短編小説集」でお楽しみください。

※期間限定・短編小説 について
 期間限定・短編小説では、とくにテーマも定めず私が「こんなの書きたいな」と思ったものをできるだけ短くまとめて書いていこうと思っています。
 掲載期間もとくに定めず、「次の短編がアップされるまで掲載」くらいに考えています。

 掲載終了後もマガジン「空想海軍 短編小説集」(こちらは有料)に載せておきますので、過去作が読みたくなったひとはそちらでよろしくお願いします。

「空想海軍 短編小説集」

https://note.mu/tanaka_kei/m/m5a2978bf4709



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?