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単車生活


約7年前から単車に乗っている。
Uターンライダーでは無い。中年になって初めて中免を取得した。動機は「風になりたい」ではなく、アトリエへ行く手段としてだ。
なら原付があるじゃんって話だが、実は原付の交通ルールが面倒に感じたことも動機のひとつだ。二段階右折、法定速度などなど通常の自動車ルールで乗りたいと言う。あと高速や専用道路を走るとか。

そんなわけで単車に愛着があるわけでもなく、移動手段としてのツール、としか捉えていなかった。単車を買うときも安い事、燃費がいい事、ちょっとカッコいい事を基準に選んだ。メーカーにもこだわりは無かった。
グーバイクで検索して、いかにも「単車」と言うか、ベタな車種しか目に留まらずで、今思えばもう少し「単車」に対する敬意というか愛情というか、もっと知ってから買うべきだったかも知れない。
と言っても先ほど挙げた3つの条件を満たした車種なので及第点。満足している。

スズキ ボルティー 250    購入金額16万円

一度立ちごけしたが、事故ることもなく地味に走行距離を積み重ねた。
ネットでは下駄バイクとか250のカブとか堅実な燃費、街乗りに最適と評価されていて、改めて選択に間違いはなかったと思った。
カスタムしたいと言う誘惑も多少あったがイジらなかった。
理由は走っていてもボルティー と出会う事がなかったからだ。カワサキのninja250(緑)のように、街中で同種のバイクがすれ違う事はほとんどなく、そうだなぁ、、思い出しても2回くらいだった。通勤とアトリエに通うくらいだったせいもあるかもしれないが、少なくとも近所でボルティー に乗っているのはボクくらいだった。

平凡で波風が:立つ事なく、地味に送っていた単車生活だったが、3日前ちょっとしたアクシデントが起こった。
転けたのだ。その際ブレーキレバーを折ってしまったのだ。

折れたブレーキレバー

友人に知らせると、「カスタムチャンス」と一言。身体の心配はよそに第一声がそれだ。しかしその一言に「やむ得ないし」と言う言い訳のような言葉が浮かんだ。
「やむ得ない」
カスタムしたかったの?もしかして。
きっとそうだろう。先ほどAmazonでポチッとしてしまった。

7年過ぎて単車生活第2章でも始まるのだろうか。

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