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駄陶生活

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4畳半のレンタルルームを工房にして小さい電気窯で少しずつ器や陶人形、オブジェを製作しています。飽きっぽい性格の自分が陶芸だけではしつこく継続。思い通りにならず止めようかと思ったけ…
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#日記

再生

発泡スチロール箱に眠っていた土を再生する。 先日、シリコンスプレーを購入したのでこの間に石膏ボウルを作る予定。 関係ないがストーブの灯油も使い切り、やっとしまうことができそう。 夏に向けて着々と。

新年度最初の作陶

バイクミラーの調整が終わり、隙間時間に作陶。茶碗ひとつ分の再生土があったのでバタバタと挽く。バタバタの割にベターな完成度笑。

コクピット

初めてのスープカップ製作は見事に失敗した。 その失敗した直後に撮った画像、コクピットぽくてなんかカッコイイじゃん!って自画自賛したもの。四畳半だけどまぁ、最低限のものが揃っている。無いものは自分の技術と能力(努力含む)。次の機会には成功した作品をお披露目したいものです。以上、備忘録。

柔らかな土

ここ最近、再生土が硬く仕上がっていたので十二分に気をつけて作業した。 おかげで今回は良い感じの柔らかさになった。 この柔らかさならやっぱり茶碗かなと思ったが、どうでしてもマグカップ(大きめ)を作りたくて、再生土も茶碗にしてって言ってるようで、でも予定ではマグカップだからねって感性より理性を選んで作陶してしまった。 頭と手が不一致でもちゃんとある程度のもの作れるようになりたいなぁ。結論は、頭(考え方)と手(技術)が固いということがよくわかった一日だったってことです。

今年最初の作陶

1月は仕事のトラブル続きで作陶できる状態じゃなかった。多分、今月下旬も。そんな隙間に作陶。しっかり感覚は鈍り、それでも作陶中は雑念を振り払い集中できた。 萩の土がこれで終わり。発泡スチロール箱に信楽の白土が眠っている。いよいよ出番である。

白化粧土

やっと馴染んできた。濃度的にも問題なくしっくりと馴染んだ。あとは釉薬。施釉の技術。もう少し。

高台を削って

いつも自分のセンスの無さに嘆く工程。それが高台を削る作業。 掻きベラやカンナを何種類か使った挙句、「なんか微妙に違うな」となる。 今日はそれがどうだ?気持ちよくできたぞ。手も早めに止めて潔い。 色んな場面で判断が遅いとよく言われる。そんな自分が今日のこの時間だけは違っていたようだ。 次はいよいよ化粧がけ。この気温だと1日半くらい発泡スチロール箱に寝かせたらちょうどいい塩梅かも。明日の夜かな。

今年もあとひと月

ボチボチとろくろを挽いている。寒くなりストーブも焚いた。水が冷たいのは堪えるが、冬のひっそりとした空気の中で作陶ができるのは至福だ。 普段はサラリーマンで客の人生に振り回される日々に、こうして何人も入れない領域を作ることは大事だ。特に自分の場合、普段が接客業でフェアトレードじゃない場面ばかり。お客様のご要望と言う、ほとんど見ず知らずな他人のワガママに悩み、もがく日々だ。最近歳を取ってくるとそんな事ばかりに自分の命を使うのは勿体無いと思うようになってきた。ちゃんと自分そのものの

白化粧

前回(1年くらい前)、白化粧大失敗した。苦い記憶で1年くらい間が空いたけど今回はほとんど崩れる事なく(1個だけだった)素焼きへ誘うことができた。 それは新兵器のおかげである。 初日、9個汲み出し茶碗を挽く。 サラリーマンを本業とするものにとって、ここから高台削りの工程に行くのはちょっと厄介。天候が悪いと乾かないから休みの日とタイミングを合わせにくい。発泡スチロール箱に入れて調整はするけどなかなか。ちなみにこの日は土砂降り。 この後、本焼きに入る。ところが焼成中エラー。

釉薬の原料

ブロンズ釉、織部釉を作りたいので色々取り寄せた。クロム、酸化錫。 再生土も着々と再生中。赤土を混ぜて鉄分多めにした。こちらは白化粧を映えさせる為。 準備の段階は楽しい。テストピース用のボタンを作って絵を描く感覚で陶器をカタチ作りたい。イメージの中だけはいつも国宝級のクオリティばかり。

アトリエを掃除する。

再生土を攪拌し、道具を拭く。簡単に床をはわき(はき)、硬くなった三島土をさらに乾燥させるべく日当たりの良い場所へドスンと置く。 帰宅前に図書館へ寄り初心者向けの釉薬の本を借りた。 もうすぐ令和2年度が終わる。来年度は釉薬のテストピース作りとオレ流萩焼を昇華させよう。

初めてできた。

前回の茶碗を本焼した。 結論から言うと、「こうなる」と予想した通りになった。釉薬の厚み、温度調整の兼ね合いや窯の癖を経験値で図った。 本当なら、ちゃんと正確に数値化して記録しなきゃいけんところ。そこはアマチュアのアマチュアなところ。大体でよかろうと言う甘い精神と、「偶然」の結晶に期待しているから。正確に数値化して記録しても「上手くいく」事なんてなかなか無い。半ば諦め、半ば抗い、そこで出た結論が大体こんな感じと自分の感覚を優先しようと思った。 でも、今回の成功で少し欲が出てきた

湯呑み

湯呑みはーもう15年前に挽いたきりで、手が忘れている始末。とりあえず自分の好きなカタチを探す。 なるほど。世間から見てカッコイイものでって流行を探ったりした。いや、それが悪いとか卑しいとか間違いな事では無く大事だと思っているんだけど、その前に自分がしっくりくるモノ、コトって何だろう?から入るようにしている。それが世間から見てダサいモノだったとしても一度作ってみる。 自ずと内から自由と言う感覚が湧いてくる。

成形からの削り

再生土で早速轆轤で成形。茶碗である。 久しぶりの割に失敗も無く、無駄なくできた。珍しい。 サラリーマン陶芸の悩ましいところはこの後の工程。高台を削るために生乾きにするわけだが、そのタイミングが難しい。削るのにちょうど良いタイミングの日に限って、大体仕事なんで、発泡スチロール箱に避難させ乾きを遅らせたりしないといけない。天候が悪く予想より乾きが遅くなって、いつまで経っても削れない事も。生業としていれば毎日作業場に行き、チェック出来るけど、サラリーマンが本業の自分にはなかなか難し