アリは地球上に何匹いる?【フェルミ推定】前編
予算と時間のかからない範囲で知りたい概数を計算するフェルミ推定
リサーチ(特に定量調査)にしても、プロモーション(特に広告)にしても、マーケティングの仕事に携わっていると、
「そんなの、わかるワケないじゃ~ん」
と、見当もつかない数字を求められることがあります。たとえば、
「朝、缶コーヒーを飲む人は、何人いる?」
のような、調べようがない数字です。
上記、奇問の人数は、アサヒ飲料さんが調べてリリースしていますので、サンプル数に対するパーセンテージを知ることはできますが、
では、調査レポートが無かったら、どうやって調べましょう?
[あなたの答え]
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外部(矢野経済や富士経済)の市場調査レポートを買う?
https://www.yano.co.jp/market_reports/index.php
十数万円の予算があるなら、それも良いでしょう。
リサーチする?
http://www.be-planning.com/price/marketresearch/
(とても分かりやすい一般的な見積額です)
数十万円の予算があるなら、それも良いでしょう。
しかし、現実には、こうした奇問に、いきなりの予算はつかないハズ(事案化される前に湧く疑問)でしょうから、
だいたい、会議やブレインストーミングの最中、何気なく、
「缶コーヒーを、時間で切ったら、どうだろう?」
「どういうこと?」
「朝の専用とか、昼ランチ後の専用とか」
「うーむ。そんな缶コーヒー、見たことも聞いたこともない」
「だから、ダメなのか?だから、市場があるのか?どっちかな?」
「そもそも、朝に、缶コーヒーを飲む人は、何人いるんだろう?」
のような、気軽な会話の中に出てきますから、もちろん、人数を調べる予算も期間もありません。
そこで登場するのが、フェルミ推定( Wikipedia )
https://tinyurl.com/ybeq9r6e
アリは地球上に何匹いる?【フェルミ推定】後編
へ続く
https://note.com/tanaka4040/n/n2de690688c46
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