クリスマス カード タクティクス
やってみた方々のみ知る絶大な効果を発揮するクリスマス カード
ご存じ、クリスマス カード。今から準備すれば、充分、間に合います。
市販されているカードもあれば
手作りの封書もあれば、
チャリティのカードもあります(ユニセフのカードは個人的に好評でした)
こうした、単価の高いカードや封書ではなく、安く抑えようとすれば、
デザインをダウンロートして、無地のハガキにプリントアウトすることもできますが、
ロットによっては、外注したほうが、安上がりで、手間なし簡単。
ちりも積もればで、紙代やインク代、作業時間は、バカになりませんからね。
どのカードを選んでも構いませんので、今年は、クリスマスカードを送ってみませんか?
送り先は、すべてのお客様。
BtoC(店舗)の場合、どこまでを範囲にするか(そもそも顧客データがあるかどうか)等々、個々の事情によりますが、
BtoB(企業間取引)でしたら、まだ取引のない、見込み客にも送ります。
一週間後に送る年賀状と同じリストといえば分かりやすいでしょう。
その絶大な効果は、サンクスカード同様、やってみた方々のみ知っています。
年賀状と同じように、数字では効果測定できませんが、
「あの方から、お礼を言われた」
とか、
「あの顧客企業の待遇が良くなった」
など、肌感覚で推し量ることはできます。その効果たるや、絶大。
絶大ながら、やるも自由。やらないも自由。お任せします。
筆者のクライアントには強~制~的にやって頂いておりますが。
ここから先は、テクニカルな内容になりますので、ご興味のない場合は、読み飛ばして下さい。
自社でハガキを用意する(通販印刷へ依頼しない)のでしたら、無地のハガキを購入して下さい。文具通販で販売しています。
ハガキは(無理に、とはいいませんが)、封筒でいうところの、洋型と同様に、横書きで。
宛名も横書き。クリスマスの本場フィンランドは横書きですからね。
差出通数が10通未満であれば、日本郵政の「冬のグリーティング」切手を貼ると、手作り感があって、
パーソナライゼーション(個々人向けにカスタマイズ)したように見えて効果的です。
10通以上でしたら、料金別納印の中(下半分)に、クリスマスらしいビジュアルを挿入できます。
もちろん、10通以上でも、切手を貼るほうが効果的です。ただし、面倒なのと、肩こりに悩まされますが。
さらにテクニカルになりますと、横書きですので、右上に切手を貼るか、消印や別納印が押印(あるいは印刷)されますので、
左上に、クリスマスらしい切手のデザインや、ビジュアルを印刷すれば、よりクリスマスカードらしくなります。
横ハガキの左半分は、広告欄として自由に使えますので、そのような見せ方も可能です。
2,000通以上で割引を受けるなら、くれぐれもPostCardの表記を忘れずに。
さて、ハガキを用意し、郵送の準備も整いました。次はメッセージです。
メッセージには(小笠原流には)レベル1~5まであり、1 から 5へと難易度は高まります。
【レベル1】挨拶文のみ「今年一年の感謝をこめて。お世話になりました」
【レベル2】挨拶文 + 誰にでも通じる汎用メッセージ
【レベル3】挨拶文 + パーソナライズした手書きメッセージ
【レベル4】挨拶文 + 心あたたまる物語
【レベル5】クリスマスプレゼントの添付
あなたの氏名、社名、住所、電話番号は、あいさつ文の下に印字して下さい。(本来であれば、手書きがベストとはいえ、かなり手間なので、印刷で代用)
レベル1~5、それぞれ特に解説するまでもないでしょうけれども、念のために、
【レベル5】クリスマスプレゼントの添付
は、ハガキに貼る応募シールを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
薄い紙に類するもので総重量6gを超えなければ、何を貼っても構いませんので、
たとえば、個人的な筆者の例では、マイクロSDを特別な方へ貼って送りました。
マイクロSDには、膨大な写真や、動画が(もちろんテキストも)入りますので、
ハガキを使っていながらにして、写真や動画でクリスマスのメッセージを送ることができます。
アイデア次第ということですな。
ここから先は、海外へ送る場合。
このメルマガを御覧になっている読者さんの中には、海外と取引のある企業もありますので、念のため。海外となると、かなり、勝手が違います。
まず、メッセージは、HolidaysやGreetingsのような、まったくクリスマス色のない汎用メッセージに加え、
これまた、クリスマス色のない、風景などのビジュアルをオススメします。
良い意味で日本は「なんでもあり」の神道の中で産まれ育ちますから、宗教に対する意識が低く、
無宗教と答える人も多いようです(その実、無意識に神道の生活慣習です)が、
海外は、宗教に対する意識が高いため、キリスト教以外の信徒へ、クリスマス
カードを送るのは、かなり気を付けなければなりません。
なので、クリスマスカード戦術は、基本的に、
・初詣や七五三などの産まれ育ちは神道式
・結婚式はキリスト教式
・葬儀は仏教式
のように、なんでもありの日本人(か東アジア)のみ通じる営業戦術といっていいでしょう。
売上(顧客評価)= 商品(有形有償)+ 営業活動(無形無償)
クリスマス カード タクティクスは、以上で終わりです。やってみて下さい。
営業活動は、プライスレスの 無 形 商 品(営業=サービス業)です。
営業活動に、値札は付いておらず、かたちもありませんが、商品です。
だから、同じ物を売っていても、営業マンによって、あるいは、企業によって売上に差が出ます。
売れない営業マンは、商品を売っていますが、売れる営業マンは、サービスを売っています。
これを定義すると、
商品(有形/有償)+ 営業活動(無形/無償)= 売上高(顧客評価)
です。売上は、企業会計的には、単価 × 数量 = 売上ですが、
(営業学シリーズで述べました通り)長期接触営業戦略における売上の定義は顧客からの評価です。
売上(顧客からの評価)は、営業活動(=サービス) + 商品で決まります。
よって、同じ業界で、同じ商品を販売していても、企業によって業績は異なります。
シティホテルや、高級旅館が、典型的です。
どのホテルや旅館にも、建物と、備品があり、宿泊や、飲食を売っていますが、
サービスの良し悪しで、お客様は評価しますね?
売上高は、サービスで決まりますから、顧客満足度の高い(リピーターが多い)ホテルや旅館に限って、
接客係(仲居さんやフロント。コンタクトポイント)の待遇を改善します。
BtpB企業の場合、接客係(コンタクトポイント)にあたるのが、営業職です。
その営業職が出来るサービス(心づかい)の一つが、クリスマスカードです。
クリスマスカードは、サービス(営業活動)ですから、やった人のみ、評価が高まる仕組み。
今が千載一遇のチャンス(次の機会は一年後)
ビジネスでクリスマスカードを送るのは、外資系や、ホステスのような接客業では当たり前かも知れませんが、
日本のBtoB企業へ、
「クリスマスカードを送ろう」
と推奨しているのは、営業セミナーの講師は数多おれど、筆者のみ。
営業活動(=サービス) + 商品 = 売上高
と定義しているのは筆者のみ。
戦略を、
↓
戦術(具体的な作戦)
↓
戦法(具体的なテクニック)
へ
落とし込むのも、筆者ならでは。
もし、やってみるなら、クリスマスカードを送ることです。
今が、千載一遇のチャンスです(次の機会は一年後になります)
付き合いのある印刷会社がなければ、通販印刷へ相談するところからスタートすると良いでしょう。
[追記]
ここまで読めば、誰にでも出来るはず…と思うのですが、それは(できる人の)思い込みであって、ここまで解説しても、
・社名が入った(会社支給の)ハガキを使ったり、
・ご自分の近況のみ書いたり、
・セールス目的のメッセージを添える
ケースがありました。どこの誰とは明かせませんが。
それらは、クリスマスカード戦術を編み出した筆者の添削によって、送付前に改善できましたが、
広報と販促の違い(マーケティングのプロモーション)を理解していなければ冒してしまう過ちです。
戦法を間違えると、戦術も戦略も台無しになるどころか、逆効果になる場合があります。一連の作戦は、連鎖していますからね。
なので、できれば、筆者による添削をオススメしたいのですが、
そこまで無料サービスにすると、クライアントに怒られかねませんので。
理解を深める広報と、買い時を知らせる販促の違いを理解なさった上で作って下さい。
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