備忘録(2023-01-19 カプリコーン杯 事後考察)

結論

カプリコーン杯を終えて改めて今回のTierを総括すると以下の通りとなる。
個人的な評価なので好き嫌いが含まれている点はご容赦ください。

Tier1の選出は必須。Tier2はその代役。Tier3は代役の代役。並びは適当。
編成はほぼ先追追の一択。Tier1の2名とTier2の追から1名を選出するべき。
後ろの勝率を下げたいならマーチャンを逃で選出して逃先追という編成もあるにはある。先行が多く後ろが少ないため、利敵になる場面のほうが多い一方で、自分が格上であれば刺されやすい後ろに対策するほうが合理的な面も。この場合、カレンチャンやヤマニンゼファーの評価は一つ上げていい。

追込が出せない場合は、Tier3のオグリエアグルを差しで出して先差差。先行はエルないし夏タイキ以外は必要ない。1-2位で勝てない先行は勝てる先行の邪魔をする。

個別評価

キングヘイロー

今回の台風の目。分布を問わず本体加速で安定して高い火力を出せる。
固有と電光石火に強さの8割くらいがあるため、追込にできなくても出すべき。
後ろが増えると固有が安定性を欠くが、今回はそこまで環境が進まなかったため、ただの出し得ウマ娘となった。

エルコンドルパサー

1-2位から勝ちを狙える先行。
逃げの少ない環境下で3-4位から勝ちを求めると、その椅子に座れるかは運次第な上に、椅子をとっても先行の中で不利な位置から仕掛けることになる。これを拒否できるという点で抜きんでていた。
余談になるが継承つぼみから固有につなげるムーブが存在するため、先行の中で前をとれていれば、3-4位でも勝機がある。

アストンマーチャン

今回出す価値のある唯一の逃げ。
縦長に持ち込んで先行と追い比べして勝つキャラ。主に後ろに対するメタとして馬群を伸ばすために採用することになる。
ただ、若干パワー不足なのと先行と追い比べするという構想が不安定なこと、そもそも対策すべきは分布的に多い先行であって後ろでないなどの理由から採用したいとは思わない。

タイキシャトル別衣装

エルコンドルパサーの互換。魔改造でない代わりに安定を欠く。
鍔迫り合いのおかげで先行で最も前にいるなら常に勝ちを狙える。逃げが流行るようなら鍔迫り合い分でエルコンドルパサーと順位が逆転するが、逃げが流行らなかった。

ナリタタイシン

前に出て勝つためキングヘイローと競合しない追込。
固有の順位条件が7位以上なため、先行過多の分布的にも先先追のような編成とはアンマッチ。理論上はキングヘイロー以外の追込勢の中では最も強い。

シーキングザパール/バンブーメモリー

簡易版キングヘイロー。
加速の比重が高い短距離では短距離追込で出せて固有が出るというだけで評価できる。スイープトウショウは固有が一部無効かつ抜群の切れ味を積めないため除外。
今後、短距離マイルは電光石火と抜群の切れ味により追込環境になりそうだが、その間はどこでもそれなりにやれるだろう。

オグリキャップ/エアグルーヴ

追込勢の代役。5位以下なら電光石火が出る都合で大抵の先行よりは差しが強いため、追込勢を持っていないならこれらを採用することになる。
先行は最も前にいる先行が勝つが、差しは加速の豊富さからどこからでもワンチャンあるという点で優れる。
ちなみに継承は轟だけでなくつぼみも有用。逃げがいないと前に出すぎることはままあるし、6位から4位に上がった時の補助加速としても機能する。

その他先行勢

タイキとエルの下位互換。
前述した理由により1-2位の際に勝ち筋を持てないキャラほど価値が下がる。後ろに比べて火力に乏しく、椅子の都合で安定性に欠ける先行は、あまり並べたい脚質ではない。

総評

電光石火と抜群の切れ味で後ろ、特に追込が短距離の覇権を握った。加速が増えた結果、スプリントターボお祈りのような戦略が苦しくなり、運の比重は下がった。構築ミスはそのまま勝率に直撃するため、準備段階からきちんと環境を睨んでおくことが重要なチャンミだったと言えるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?