サカナクション・オンラインライブのアフタートーク

 8月16日の22:45頃から一時間にわたって、ファンクラブ会員限定でアフタートークとして、山口一郎と総合演出の田中祐介、途中からサウンドプロデューサーの浦本雅史を交えて、今回のオンラインライブの裏話が語られました。
 これは僕用の備忘録です。

・視聴者数は約6万人。オンラインライブ単体では黒字

 事前4000円、当日4500円という価格でしたが、視聴者数は6万人! さすがサカナクションです。
 予算は1億を超えたみたいですが、オンラインライブ単体では黒字とのこと。ただし、追加料金がいろいろあるみたいですが…
 やりたいことを実現して、前人未到のクオリティに達して、しかも、黒字というのはとても喜ばしいことです。僕も二日分楽しんだのですが、良いものを作った人が報われるのは素晴らしいことですね。

・今後の予定は10/31にCS日テレで放映。映画化もしたい

 このオンラインライブは、参天製薬(目薬で有名)と日テレがスポンサーだったみたいです。山口一郎はスポンサーの宣伝をしながら、目薬のCMで「キタ―!」の織田裕二の後釜をねらっていました。
 なお、映画化もしたいとのこと。この映像美は僕もスクリーンで見たいですね。

・(オープニング映像を見ながら)生と放映には30秒のラグがあった

 オープニングで、山口一郎がスマホを持っていて、まさにこのオンラインライブを表示していたのですが、30秒のラグがあったということです。たしかに、カメラワークとスマホ画面が違っていたので、勘のいい人はすぐに気づいたでしょうね。僕は「ん?」と心にとめただけの鈍感野郎ですが。

・1曲目を、ライブツアーのラスト曲にしたのは、続きを表現したため

 1曲目が「グッドバイ」だったのはかなり驚いたのですが、途中で中止になったツアーのラスト曲をトップナンバーにすることで、流れを表現したかったとのこと。なるほど。

・ライブ感を出すために、ムダにシャウトしたりした

 このアフタートークで実際のライブ映像を見ながら、山口一郎は「サカナクションうますぎ! これ、ライブじゃないだろ、と。だから、僕、合間にいろいろ声を入れてライブ感を出したんですよ」とのこと。
 特に、ボーカルがとても声の調子がよくて、ライブ感がないと僕は思ったぐらいです、最初は。
 それにしても、直後に映像を見て「スゴイスゴイ!」と本人が連発するのは、本当に素晴らしいライブですよね。前人未到の試みを後悔することなくやり遂げる。すごいことです。

・スナックひかりのサインは、川谷絵音と、日テレスッキリの水トアナとハリセンボンの近藤春菜と加藤浩次と、橋本環奈と、水川あさみと…

 合計5枚だったので、あと一人は僕が忘れました。
 たしか初日は下に名前が書いてあったので誰かわかりましたが、二日目はなかったのでわからなかったです。
 水川あさみは、8月25日と9月1日にNHKのEテレで放映されるサカナクションの実験的音楽番組「シュガー&シュガー」に出演する縁みたいです。
 川谷絵音と橋本環奈はサカナクションの熱心なファンとして有名ですね。喜んで書いたと思います。
 この「スナックひかり」は、このオンラインライブのためにセットされた架空のスナックですが、やけに豪華なサインですね。

・ボイルではステージが途中で移動していた

 初日も二日目もスタッフ(ローディー)が移動していたのが見えたのでわかりましたが、天使降臨と言うべき神々しい演出が素晴らしかったですね。
 なお、曲の合間もスタッフを映すことでライブ感を出したのは演出だそうです。たしかに、あれがなければ、ミュージックビデオだと勘違いしても仕方ないクオリティでしたからね。

・初日に比べて二日目のカメラワークは洗練したが馴れもあったかも

 これは総合演出の田中祐介の言。初日のいい視点を二日目は取り入れたために、より洗練された映像になったのではないか、と。ただし、馴れもあったのかもしれない、とのことです。
 たしかに、初日で印象的な場面は、二日目も変わらなかったように感じました。まあ、このあたりは、双方一回見ただけではわからないかもしれませんが。

・「ミュージック」でマックブックのリンゴマークが光らなかったのは仕様

 僕が勝手にDJスタイルと呼んでいる「ミュージック」での演奏で、マックブックを開いたものの、背面のマークは光りませんでしたが、そういうものしか用意できなかったみたいです。
 これも僕は気づいたんですが、終了後一時間で書いた感想では書きそびれましたね。こういう細かいところを指摘できるファンの方々はさすがです。

 なお、このアフタートークでは「二日目は歌詞表示する予定だったけど、映像を見せたいのでやめることにした」詫びとして弾き語りで「忘れられないの」が歌われました。ライブ直後であの声量はさすがでした。

 この他にも、いろいろ語られたのですが、今の僕は忘れてしまったので。後日、Twitterなどを見て、僕は補完します。そもそも、この記事は僕の備忘録にすぎませんし。

 田中祐介さんが言ってましたが、今回のオンラインライブは前人未到の試みを「目撃」した価値があったと。僕も、最初は一日分だけ買ってましたが、配信後に二日目のチケットも買ってしまった感動がありました。

 何度も言いますが、良いものを作った人が報われるということは素晴らしいことです。僕もささやかながら、それに貢献できたかな、と思います。