LUUPを使ってみた思った日本的モビリティ

海外で流行っているマイクロモビリティのシェアサービス。


2018年あたりにヨーロッパを旅したときに、その便利さと単なる移動手段を超えたイノベーションに個人的に感動しました。

その話は次回に細かく書くとして、今回はその日本版ともいえるLUUPについて書こうかと。

最近、サービスを拡大していて、その目玉が、電動キックボードのローンチ。


日本は道路交通法の問題もあって、小型特殊自動車と看做される電動スクーターは公式にはそこら辺を走れるものでなかった、海外のように。そんなのを不特定多数が利用できる環境ってどうすんじゃい、というのが懸念だったよう。で、おそらく鬼のロビー活動を経て、いろんな制約のもとサービスが開始されました。

家の近くにもスペースができたので、早速使ってみた。



結論からいうと、

「遅くて、ツマラナイ😑」

これヨーロッパで味わった爽快感とは全く違うんですね。

正直、日本に適用しようと思って、最高時速15kmみたいなサービス魔改造したことによって、サービスそのものの魅力が無くなった気がする。


ちなみに海外のこの手のサービズはウーバー同様に事故が続いたりして、業界的にはちょっと曲がり角な感じ。その後のコロナ騒動で、それっきりな様子ですが。

ヨーロッパでも同じ例があって、その上で何あった時には想定外ですとは言い切れないので、世論も厳しくなると思う。(当然、メディア自体も以前から知っていたはずなのに、知らないフリをして、事が起きてから言い始めるのが常)。

LUUPが今後向き合うのは、おそらく国内でサービス利用者の死傷者がでたときでしょうね・・・



例えば、一時停止の無視など日常的には警察も見逃すようなグレーゾーンに対して、取り締まりが発生すると、おそらくユーザーからクレームも出るだろうし、どう解決するか。

個人的な利用では、変な話、電動キックボードをキックボードとして使っていると言い張ることもできるし、免許証がないといえば、警察も面倒だろうし、そういうことがあるから、大きく取り締まることもないし、

けれど、本サービスの場合は、ナンバープレートもついているし、それに紐づいて免許証データも把握されている。となると、警察としても取り締まりはラクなわけです(だからこそ、本サービスが可能になっただろうけれど)。そうやって、警察が取り締まりに積極的になった瞬間に、ユーザーとの軋轢を生むんじゃないかと。

もちろん、ユーザーは、規約にあるだろうしそれを守るべきなんですが、一般的に考えて、単なるキックボードだからこそ、そこに車の感覚で法を適用するのは、一般の人々とは意識がずれてしまうと思う。例えば、我が家の近くだと、カップルが白昼から一方通行を逆走していた。


個人的な意見としては、どうぜ軽自動車扱いのキックボードを展開するなら、もういっそ全てをホンダのスクーターにしてほしい。そっちのほうが面白い気がする・・めちゃ使いたい。






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