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深世海考察

セールしていたので何となく買ったのだが、メトロイドっぽいゲームシステムで面白かった。
舞台が海中ということで、思うように動けなかったり酸素量の制約があったりするのだが、しばらく遊んでいるとむしろ水から出たときの不自由さに驚き、すっかり海の民になっていることに気付く。またスーツの性能を上げないと深いところには行けないのだが、潜水艦に乗ればガンガン潜れるのも楽しい。放り出されると圧死するんだけど。
あとは世界観や雰囲気がとても良かった。
とても良かったのだが、ストーリーや謎の答えが直接語られることはなく、キャラの行動やゲーム内背景、遺された断片的な過去の資料等でしか示されない。称号コンプはしていないが、一応クリアはしたので、そこから想像したゲームの背景等を書いてみる。
当然ネタバレなので、これからプレイする人は注意。

・地球だとするとかなり未来、世界の大部分は氷の下の海に沈んでおり、今も氷は広がっている
・海に沈んだあとも人類は生存し、しかも海中文明を結構なレベルで発展させていた
・遺された文字や建造物からして日本or中国の流れを組んだ文明っぽい
・しかしそれも滅びてしまった
・滅んだ主原因は海底火山あたりから出現する原生粘菌?深海文明のさらに地下深くに封印されている
・深海で生きるため様々な研究がされていた、鼎や圓もそのひとつ
・鼎は図鑑では実現半ばで頓挫したとあるが、ラスボスとして登場するのは失敗作なのか、その後も研究が続いていたのか
・鼎は人間を圓に進化させることができる、圓は深海環境に適応し、原生粘菌にも抵抗をもつ
・原生粘菌に追い詰められた人類の一部は圓になることを選択した
・一部の人間は圓になるのではなく別の道を探して旅立ったが、その先で命を落とした者も
・圓として生きることを選択した一派によって、潜導は海中の生き残りを深海文明まで導いていた?

ラスト鼎を倒した主人公は潜海者として生きていくのだが、負けても圓となりエンディングを迎える。
過酷で広い海にたった一人生きていくよりは、ある意味ハッピーエンドと言えるんじゃないかと思った。どこかに圓となった人々が暮らす場所があったりしそうだし。

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