食人の形而上学/エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ
人類学+ドゥルーズ。
新しい視点をいろいろ与えてくれて、楽しく読めた一冊。とにかく、このタイトルからは想像しにくい、グローバル化と自国主義、ヘイトスピーチやさまざまな炎上の問題など、現代の社会における課題を紐解くのに最適なヒントが詰まった一冊。
面白いポイントがありすぎて、どう紹介してよいか迷うのだが、まあ、とりとめもなく書いてみよう。
ドゥルーズ=ガタリの有名な作品『アンチ・オイディプス』のオマージュとして、『アンチ・ナルシス--マイナー科学としての人類学』と呼ばれる本を