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#本

ヨーロッパ文化史についてのおすすめ7冊

世の中、夏休み。 台風の影響でなかなか出かけられなかったりする人もいるであろうということで、ヨーロッパ文化史に関しては比較的いろんな本を読んでいる僕がおすすめの7冊をご紹介。 書く前はただ普通におすすめの本を順に紹介しようとするだけのつもりだったが、書き始めると、我ながらヨーロッパの文化というものをなかなか鋭い角度で切り込んで俯瞰したものになった。 長いが、それなりのものになってるので、ぜひご一読。 で、紹介するのは、この7冊だ。 スタンツェ―西洋文化における言葉とイメ

2019年に読んだ30冊の本

個人的に、2019年は読書の当たり年だったように思う。 今年はいままでにも増して雑多な感じで、自分自身の興味関心の赴くまま、いろんな分野の本を読んだのだけど、それが良かったみたい。 ジャンルも、書かれた時代も、書かれた文脈もバラバラでも、僕自身の視点によってそうしたバラバラの本たちが大きく4つくらいの塊に縒り合わされて、僕の内に確かな知的感触を与えてくれた。 今回は、その4つの塊ごとに、今年の読書体験を振り返りつつ、読んだ本から30冊(正確には2冊のシリーズものもあるので

2020年に読んだ23冊の本

全世界的なコロナ禍で、これまでの日常が一変した2020年。 直接的な影響は受けることのない読者においても、やはり読む本の選択はここ数年とは大きく様変わりした1年だったように思う。 そんな1年の読書を振り返ってみるためにも、読んだ本のなかから23冊を抜粋して、 【姿をあらわした暴君】 【新たな民主主義、あるいは価値の分散システム】 【異形の者たちの場】 【この危機を用意したもの】 【非人間的なものとの共生】 【潜勢的なものの回帰】 という6つのカテゴリーに分けて、これらの本