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透明な優しさ

見えないところでの優しさ。

「こういえば伝わるんじゃないか」
と変換して言ってくれる優しさ。

本当はうるさく言いたいけれど、
嫌がるだろうから、あえて言わない優しさ。

本音で話して欲しいけど、
本音を話さないだろうなと理解してくれている事の優しさ。

心配だけど、どこにいっても大丈夫だと思ってくれているから干渉してこない優しさ。

実は、誰かに「大丈夫?」と施す色のついた「優しさ」より労力って大きかったりするのかも。

でも、それを「優しさ」と認定される事は無い。
無色透明だから。

でも、そういう「優しさ」もあるのだと改めて感じた時、
自分の生きてきた人生って本当は「優しさ」しかなかったのかもと思えたりしてきます。

「優しさ」で溢れている世界だったんだと。
都合の良い「優しさ」しか受け取っていなかったのかもなぁ〜。

そう思うと、なんだか少し安心しました。
良かったな〜と。

それと同時にごめんよとも。
本当は分かっていたし、
どう反応すれば分からなかったし、
それを認めるだけの強さがなかったんだよ。

そして、ありがとうとも。

きっと、何者かのシナリオの中で生きているのだろうけど、
確実に自分自身のシナリオの中でも生きていたと強く思えます。

これから自分のシナリオを進めていくためには、
何者かのシナリオから降りないといけないのだなぁ〜とぼんやり思います。
これからも、
この優しさの海にプカプカと浮いているためには。

いつだって、その優しさの海から出て行ってしまうのは自分だったのかもしれない。

そこにいれば良かっただけなんてね。
なんかそんな世界を感じられて良かったなぁ。

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