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インサイド・ヘッド

  • 概要
    2015年公開。アメリカで暮らす少女ライリーの頭の中で彼女を幸せにするために活動する5つの感情:ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリの物語。
    親の仕事の都合で住み慣れた街を離れ引っ越したことでライリーの感情が不安定になり、感情たちの世界で大混乱が巻き起こる。

  • 観劇きっかけ
    インサイド・ヘッド2の公開を機に、そういえば観てなかったということで観劇。(海外に行く飛行機内で観た気もするけど、寝落ちしてたかも、、?)

  • よかった点
    おそらく子供が見てもよく分かるであろう、かつ大人が見ても得心のいく世界観の作り込みは素晴らしかった。感情が制御室で何かのたびに自分たちの判断で何を出すか決めているのはちょっと変な気もしたが、「感情なんかヨロコビだけでいいんじゃないの?」という誰もが陥りがちな短絡的な疑問について感情の必要性を上手く描き、言語化されない部分を含めた回答提示をしていることも良い。主にヨロコビ、カナシミに焦点が当たっているが、感情たちが成長していく点も面白かった。個人的にはイマジナリーフレンドの登場と最後の活躍描写が素晴らしかった。

  • うーんポイント
    感情とライリーが独立して思考している点は個人的にあまりしっくりこなかった。自身の感覚では自分の中に当事者として各感情がいるので、独立した客観視をライリーに当てている点は興味深かったが自分自身とは別の解釈として受け止めたこともあり、感動は少し薄まったかもしれない。
    筆者がインサイド・ヘッド2を連続的に観ている点も影響しているが、父と母の頭の中が見えた際に「感情って大人になってもおなじ5つしかないの?」と思った。現代社会が複雑になり過ぎていることに過敏なのかもしれないが、もっと多くの感情があることに示唆的でもよかったかも。

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