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桂離宮

京都には数度足を運びましたが、訪れて一番美しかったと思えたのは、桂離宮でした。

計算されつくした回遊式庭園。

宮廷人の憩いを忍ばせる茶屋。

そしてそれらを形作る銘木と苔、岩の数々。

とにかく、凄く"整っている"場所なんですね。

私は友人とこの庭園を歩きましたが、どこを見ても素晴らしい景色で、視野に入る総てが"画"になってしまっているわけです。

貴族趣味の超絶センスによる"耽美"の世界です。

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苔むした土橋。色味がかってきた木々とのコントラストが善い。

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松琴亭。侘びたたたずまいだが、中を見ると

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目を惹く市松模様。

まあ、どこをとってもすばらしい。

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当時案内してもらったご担当の方曰く、桂離宮の"世界観"を護るためには、敷地の外の風景を見えないようにすることが大事なことの一つだそうで、敷地を囲む大きな木々は、目隠しの意味があるのだそうです。

修学院離宮も大変善かったですが、やはり私は桂離宮が自分の心に刺さってしまいました。

また京都に行くと思いますが、再度訪れたい場所の一つです。

来訪時には予約を忘れることなかれ。

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