信頼されるPMとは~新卒に返り討ちにあった話~ @メルカリ
新卒の配属がされてまずマネージャーがやることといえは、そう、「OKRを決めること」です。
新卒、たつけんのOKRに、「信頼されるPMとは何か」をチームヒアリングなどをしアウトプットを出すことを設定しました。私としては、いいOKR設定できたじゃーんと満足していたら、「megさんのPM論聞きたいですー」「どうせならブログにしてくださいよ」と返り討ちにあい、売られたケンカは買うタイプなので(ケンカではない)、いま、こうやって、夏休みのハワイへ行く飛行機で重い筆をあげました。。。
プロダクトマネージャーよりもプロデューサーでいたい話
元々メルカリも今はプロダクトマネージャー(以下PdM)ではなく、プロデューサーと呼んでいたけど、シリコンバレーのトレンドとしてPdMが一般的になり、グローバルスタンダートに合わせるためにPdMという名称になりました(たしか)。
以前は、事業責任者をプロデューサー、そのチームで企画を主にする人をプランナーと呼んでいる企業が多かったです(DeNAもそうでした)。単に企画を書くだけではなく事業という視点をプランナーも持つことが求められ始めて、区分が曖昧になり、さらにPdMに統一されていったように思えます。
そんな話よりも、プロデューサーってイメージが好きなんですよね。
私は、「サービス(事業)」「サービスを通したお客さま」「チームメンバー」を持っている可能性を最大限に発揮できる(=プロデュースする)と最高かな。
そうなったのにはきっかけがあって、
事業責任者をクビになって見えた世界
そうそう。自分で一番PdMとして成長できたなと思ったのは、DeNA時代に農園ホッコリーナってソーシャルゲームの事業責任者をしてて、クビになった時。
ソーシャルゲーム業界全体がダウントレンドで、寝ても冷めても仕事のことを考えて、責任感だけ膨らみ、どんな事業戦略やプロマネの本を読んでもピンとこなかったあの時。メンバーになり、心の余裕も席に座る時間もできて、みんなから「もっとこうしたい」みたいなコミュニケーションがすごく増えて、そんな時にたまたま読んだ「ルフィの仲間力」。全くワンピースは見たことないけど、感涙。
リーダーが全部できなくてもいい、メンバーが優秀だし、得意なところが違うのだからそれをどう活かすのかがリーダーの役目だ。と書いてあった時に、PdMとしての役割やチームの作りかたがとてもしっくりきたのを今でも鮮明に覚えてます。
(ビール2杯目:テンション上がってきたぞ🍺うぇいうぇい)
そんなスタンスを前提として、本題。
信頼されるPMとは
と書くとなんか仰々しいくて、お前、信頼されてるとかいう気持ちになるけど、こうありたいという話は
この気持ちが持てなくなったら、それがメンバーに伝わって、チームは崩壊するし、事業もうまくいかない。
「メルカリ級を作る」と言って立ち上がった、メルカリ アッテだけど、ローンチのイベントでは「メルカリ級ではなくて、メルカリを超えるサービスにしたい」と話し、クローズ直前までその気持ちは捨ててないと思っていました。
また、私の場合は、サービスのメインターゲットが私になるサービスであれば、この確率が上がる(自分が欲しいものを作るとサービスが伸びる)ので、そのようなサービスのPdMを選んできました。特に、私がアプリのプロデューサーになった頃はかなり女性のPdMが少なく、ある意味マスの女性みたいなターゲットのサービスをできることが強み(ブルーオーシャンでしたね)にできてよかったなと思っているので、何か得意なサービス分野を持つことは強みになると思います。
もちろん以下ののようなベーススキルは必要だけど、このようなスキルをつけることは誰でもつけることができて、PdMとしてのアイデンティティではないかなと思っています。むしろプランナーの必須スキルくらいなイメージ。
そうするとベーススキル以外のPdMとして重要なのは気持ちだけ?!ってなっちゃいそうなので、ベーススキルとかぶるところもあるけど大事にしたいことも書いておこう。
PdMとして大事にしたい事
今、私は、すごくチームのメンバーに恵まれて、毎日、わくわく楽しい。
そんなチームのTechLeadに飲み会の場だったから本人覚えてないかもしれないけど
「めぐっちはメンバーのこと尊敬しているのがすごいわかるし、だから一緒に働いてて楽しいし、頑張ろうと思える」
と言われたことが、プロポーズと同じくらい嬉しかった。
9/30 21:19ぎりぎりこれでKR達成!!
追記
この件がメルカリの情報発信サイトメルカンにのりました!たつけんのインタビューがあるので是非ご覧ください〜!
https://mercan.mercari.com/articles/18171/
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