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2022年子宮頸部円錐切除と入院のあれこれ

■子宮頸部円錐切除をすることに

前回の記事で書いたレーザー蒸散術後の細胞診、組織診の結果、円錐切除をすることになりました。

円錐切除は子宮頸部の病変箇所を円錐に切除する手術です。日帰りでできる病院もあるし、もっと入院期間が長い病院もあります。私は1泊2日の入院で、入院日に手術して翌日退院という日程でした。

■検査から術後までのスケジュール

今回は1泊2日とはいえ入院なので、PCR検査を受けなくてはなりません。

①手術する病院での診察と術前検査
②麻酔科のオリエンテーションと看護計画の説明、入院手続き
③PCR検査
④⑤入院・手術
⑥術後検診

全部で6日間、平日を確保する必要がありました。そして、手術日は生理日をはずさなくてはいけないのでそのあたりも調整が必要でした。生理終わりかけなら手術可能らしいです。

麻酔科のオリエンテーションでは、自分がどの麻酔で手術するかの説明や副作用などの説明をききます。あとはアレルギーの有無を伝えたり、同意書の確認をしたりします。

看護計画の説明は、何日入院してどのようにすごすか聞いたり心配事の有無など確認されます。

入院手続きは、入院時間や差額ベッドの希望があるか、パジャマなどのレンタルについてひと通り説無をうけ、それにまつわる申込書や同意書などを渡されます。

■手術前日から退院まで

手術前日は夜9時まで飲食可能で、その後は手術日の朝の6時までお水は飲んでOKでした。これは手術の時間によって異なるそうです。

入院日に手術をして翌朝の食後に退院なので、病院でシャワーを使うことはありません。だから朝シャワーを浴びてスッキリした状態で家を出ました。化粧もダメなのですっぴんです。

朝8時半に入院窓口で手続きをして病棟へ。入院中の過ごし方とか、病棟の説明をうけてから手術着に着替えます。その後点滴開始。

13:00にオペ室に行き、手首につけたネームバンドを見せながら本人確認(生年月日と名前と、うける手術を口頭で伝えます)をします。
手術台に乗って「麻酔かけていきますね~」との声がけされたと思ったら、起きた時には手術は終わってました。ドキドキするまもなかったです。

病室に戻ったのは15:00ころだったと気がします。オペ室からそのままベッドでの移動なのでとくにすることもなく、しばらくして先生が来て、無事手術が終わったことと、今後のスケジュールをさらっと説明してくれました。

手術したとこの痛みよりも点滴のほうが私には辛かった。ちょっと動くとズキズキ響くので、とにかく手を動かしたくなかったです。

やたら眠いし腕は痛いしで、夕飯までは寝てました。18:00ころに夕飯で、朝から何も食べてないにも関わらず食欲はあまりなく、半分くらい食べたあと、ベッドに横になりまたすぐに寝てしまいました。

もっと暇になるかと思ってたのに、とにかく体は睡眠を欲しててスマホもiPadも触らなかったです。

21:00頃にやっと点滴が終了。この時の解放感たらありませんでした。自由になった感じです。腕も痛くなくなったし、動きの制限もなくなって寝返りもうてるし嬉しかったです。

とはいえ、すでに消灯時間だし体はだるかったので、未読だったスパイファミリーの10巻だけ読んですぐ寝ました。

翌日は、朝食を食べたあと注意事項の確認をして、薬をもらって病室をあとにし、精算後に退院。

■退院後の痛みと変わったこと

退院日は痛み止めを飲んでも鈍痛を感じてて、背中まるめて屈んだ姿勢で過ごしたい感じだったので、大人しくベッドでまるまってました。

退院翌日は、少し鈍痛はあるものの、処方された痛み止めを飲めば気になりませんでした。出血もとくになかったので、気をつけることといえば湯船には入らない(シャワーはOK)ことと、激しい運動はしないということくらいです。それ以外は普段どおりの生活ができました。

処方された日数分の痛み止めは飲んだけれど、その後は薬も必要なく過ごせました。

変わったことは、生理期間が長くなったこと。
切除したんだから子宮頸部が広くなりそうな気がしますが、人間って傷口は塞ごうとするらしく、術後は子宮頸部は狭くなるそうです。私の場合、生理が10日間くらいになり、生理が始まってから5日目くらいが1番重くなりました。1ヶ月の3分の1がだるくて面倒な日になって地味に辛い。

■術後検診と病理検査の結果

術後検診は、1ヶ月後にクリニックですることになりました。本来は、1週間後に傷口チェックの診察があるみたいなのですが、生理日とかぶりそうだったので傷口チェックも術後検診も1ヶ月後の同日でよいということに。

そして1ヶ月後の術後検診で病理の結果をききました。手術では見えている箇所の病変はとったものの、切除箇所の1部に病変があるとのことでした。

傷口チェックをしてもらったところ、見ため的には病変は残っていないとのことでした。止血しながら焼くタイプのメス(超音波メスとか言ってたような気がする)だから切除部分の病変は焼けちゃってなくなるらしい。とはいえ、細胞診はしなくてはならないのと、まだ心配があるのでちょっと多めに細胞をとってみるとのことでその日の診察は終わりました。

■細胞診の結果、また大学病院へ行くことに

2週間後に受け取った細胞診の結果がこちらです。

細胞診の結果

異形でました。
これまでの検査結果にはなかった言葉「扁平上皮癌も否定できない」というのがありました。先生いわく、これがでたらもっと詳しく検査する必要があるから大学病院に行くことになるとのこと。
それから、もう4回目であること、再発スパンが短いこと、奥にいけばいくほど出てくることから、はっきり名言はできないけど子宮全摘出の可能性があるとのことでした。

まだ終わらないのか…というのが正直な気持ちでした。

しかし早めに次へ進まなくてはいけないので、その場でクリニックから大学病院の受診の予約をとって頂きました。

■円錐切除の入院でかかった費用

1泊2日の入院で精算した金額は6万円弱でした。保険用の文書料と退院時の薬代とか含んでの金額です。差額ベッドはなしです。

入院時以外のその他の受診をいれたら全部で7万円くらいかかりました。

■入院時の持ち物と持っていかなかったもの


入院手続きの際に持ち物の説明は受けますが、実際に持っていったものを紹介します。

・同意書一式
・パジャマ

1泊2日なのでレンタルせず自宅で着ているパジャマを持っていきました。
・ポケットティッシュ2個
・ウェットティッシュ
・フェイスタオル1枚

シャワーの予定などないので1枚で充分でした。
・下着
・歯ブラシと歯磨き粉
・割れないコップと曲がるストロー

普段使っているステンレスタンブラーと100均で買ったストローを持っていきました。手術直後は起き上がれないので、看護師さんがこのコップとストローを使って、うがいをさせてくれたりお水をのませてくれくれました。

次に、持ち物リストに書いてあったけど持っていかなかったものはこちらです。

・はおれるもの
1泊2日だし病棟から出る予定もないので持っていきませんでした。院内の空調はちょうど良かったので問題なかったです。
・室内履
入院手続きのときに、とくにひどい汚れがなければ、スニーカー等で大丈夫と聞きました。普段履いているVANSのスリッポンで病院に行きそのまま使用しました。
・タオル3枚
持ち物リストには3枚とあったけど1枚にしました。入浴の予定がなければあまり必要ないし、どうしても必要ならレンタルすればよいので。

■まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございました。入院する前に、私が知りたかったのは何日くらい日数を要するのか、術後の痛みや日常生活への支障などです。大体のことは書けていると思います。円錐切除にまつわる入院の流れや費用について少しでも参考になったら幸いです。

次回は子宮全摘出までの受診や検査について書く予定です。入院は1週間だったので、1記事には収まらない気がしています。

それではまた。

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