見出し画像

楽曲から振り返る美少女ゲーム ~WHITE ALBUM 2~



恋の傷は、恋で癒せよ。
仕事なんかに頼るな!




はじめに


初めまして。たなべと申します。
長らく美少女ゲームとは距離を置いていたのですが、
この時節柄空き時間が増えまして、久しぶりにWHITE ALBUM 2(以下ホワルバ)をプレイしたらエモエモのエモになったので、
感想を語りたいなぁと思っていたのです。
しかし自分には考えを文字に起こす能力が欠如しており、また「エロゲ界の文学」と呼ばれているこの作品。
素敵な感想文や解説文なんてごまんとあります。
自分は少し視点を変え、文学を彩る素敵な楽曲たちと共に作品を振り返りたいと思います。
挙げたらキリが無いので、本当にお気に入りの楽曲のみ紹介です!

時が流れるのは早いもので最初の発売から10年近く経つゲームです。
今更ですが、ネタバレは普通にしますので未プレイで気にされる方は注意してください。




POWDER SNOW


ホワルバ屈指の名曲。

伊達に2を語っている訳じゃなく、作中の所々で初代ホワルバの楽曲が使用されているのが非常にポイント高いですね。
初代ホワルバではED曲でした。
この頃(1998年!)から曲のクオリティが高いLeaf、本当に素晴らしい。
初期Leaf楽曲を歌うAKKOさんの歌声が素晴らしすぎて…
世間的には微妙な扱いだった初代ホワルバですが、丸戸氏が気に入り持ち込む理由も分かります。

今回引用したのは雪菜ver. かずさtrueの最後で流れるやつです
全てを犠牲にして断罪され、罪を背負い日本を発った春希とかずさの元に2年後、1番犠牲になった雪菜から送られて来たビデオレター。
そこでは春希が部屋に置き忘れたギターを使ってPOWDER SNOWを歌う雪菜の姿が…
涙無しでは見れないシーンです。
個人的にこの歌の好きなポイントは最後のサビからの締めの部分です!
全員ここが好きだって?ハイ次いきます!






Twinkle Snow


かずさの気持ちを歌っている曲は多数ありますが、個人的に1番お気に入りの曲はこちら。

「いつか彼女を優先するんだろう 私から離れてゆくのは イヤと思った気持ちの本当の意味を」
聞き込む度に作品のシーンが頭をよぎり、涙を流しそうになります。


当時プレイしていた時は雪菜がかずさと春希の気持ちを知った上で春希を取ったド畜生女とか思っていましたが、
関連楽曲を聞きながら作品を思い返したり、6年越しに再度プレイしてみると雪菜1人だけが悪い訳じゃないってやっと分かってきたんですよね。

春希は2人真剣に向き合った。


たまにSchool Daysの主人公と同じように「春希○ね」とか言う人を見かけますが、主人公がドクズっていう訳じゃあ無いんです。
エロゲの主人公って政治家並みに清廉潔白を求められる場合が多いですが、僕らだって胸張って潔白ですと言える人は少ないですよね?
そういうリアルな、人間臭い部分がリアリティや没入感を演出してくれるのだと考えています。




かずさは思いを打ち明けられないまま雪菜に春希を取られ、我慢したけど最後の最後で春希に思いを打ち明け親友を裏切ってしまった。

雪菜は3人のままで居たかった。このまま何もしなければかずさと春希が惹かれ合い、自分が取り残されるのが嫌で春希に告白をした。
その結果icでは全員添い遂げられずバラバラになってしまったので、3人とも報いは受けているんですよね。

あと今更ですが、不俱戴天の君へをプレイしまして、ccでは面倒くさい女の子になってしまったなという印象だった雪菜の、健気さというか狂気というか、そういう部分も見せられていつしか嫌いなキャラクターでは無くなりました。

恋のような



これサントラでしか聞いたこと無かったんですけどPS3版の収録曲だったんですね…
雪菜のかずさに向けたラブレター。
雪菜はかずさのことを本当に好きだったんだなあと思える楽曲です。
本当に歌詞の通りで、2人共性格も全然違うのに好きになる人は同じなんですよね…
これはルートにもよりますが、かずさも雪菜もお互いを思い合っているからこその行動も出ていたりするわけで…

今年発売された、WHITE ALBUM2 ORIGINAL SOUNDTRACK~encore~に
かずさverの楽曲が収録されているのでぜひご購入、ご拝聴くださいませ。



心はいつもあなたのそばに

かずさノーマルエンドの楽曲
自分のことを想う代わりに壊れていく春希のことを考えて自ら身を引いたかずさの気持ちを歌っています。
PS3版では浮気ルートとか散々な言われようなかずさノーマルエンドですが、"不俱戴天の君へ"をプレイすることで大化けします。
これを知らずに6年間ホワルバを語っていた自分が恥ずかしい…
(当時は後発発売のPS3版で新規収録ルートの為、PC版未収録で2018年末に発売された完全版でようやくPCプレイが可能になりました。)




時の魔法



雪菜trueエンドの楽曲。
社会人になった3人が紆余曲折を経て再び集結し作り上げる場面は、icの文化祭のシーンを思い出し胸と目頭が熱くなること間違い無しです。

しかし思うところもありましてこのルートは攻略サイトによってはグランドフィナーレとか呼ばれていたりしますが、自分はその表記はあまり好きではありません。

確かに1番丸く収まっているルートであることは間違いないのですが、
かずさtrueもしんどいシーンも多いですが纏まっていますし、
「浮気エンド」なんて言われようだったかずさノーマルも"不俱戴天の君へ"をプレイした後だとこのルートのみが正しいエンドって訳じゃないと思えてくるのです。

ホワルバ2という作品は美少女ゲームで、アニメ・漫画やライトノベルと違い結末がいくつもあるのが醍醐味のひとつであると自分は考えています。
選んだ選択肢の組み合わせで結末が変わるって、美少女ゲーム慣れしちゃうと当たり前の事なんですが、それが他の媒体と違う大きなポイントなんですよね。

そんな美少女ゲームという媒体だからこそ上手く表現、伏線の回収、作品自体が完成され、文学とも呼ばれる「ホワイトアルバム2」になったと思うのです。



おわりに

上記に挙げた楽曲以外にも、素敵な楽曲はたくさんあります!
全部紹介してたら超絶長い文章になって余計読む人居なくなるので今回はここまで。
楽曲名だけ挙げていくと、定番の「届かない恋」や「愛する心」
初代からは「SOUND OF DESTINY」や「WHITE ALUBUM」
アニメ版からは「さよならのこと」
Leaf楽曲カバーからは「Feeling Heart」「君をのせて」
最新CDから武也と依緒デュエットの「恋する心」
等々… 
作品をやりこめば同じ楽曲で違うキャラが歌うだけでエモエモになりますよね…


何年も離れていたけどなんだかんだ自分は美少女ゲームが好きみたいです(笑)
ホワイトアルバム2という作品に触れることができた自分はラッキーだったと思っています。
次回以降はその作品を未プレイの方にも見てもらえるよう、自分が昔プレイした作品を紹介していきたいです!
拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。