見出し画像

これから個人VTuberを始める人が考えるべきかもしれないこと

個人Vがどう準備、活動していくべきか……という知見をネットの広大な海からたくさん仕入れられる時代ですが、幸いにも実際にVtuber活動を数年続けている人(企業勢も含めて)と直接喋れる機会にも恵まれたので、それらを経て個人的に考えた事を書き出しておこうと思います。(※ちなみに自分も準備中の個人勢)

たぶん「そりゃそうでしょ」という感じの当たり前のことを書いています。
あとで個別に深掘りしていこうかなーと思ってます。


「VTuber」という特別感はもうゼロ

「VTuberだから観てくれる」というのは黎明期の話でとっくの昔に終わっていて、今や(動く身体などの環境さえ用意できれば)適正なんか関係なく誰でも始められるわけで、実際とんでもない数のVTuberが居るので珍しくもなんともないし、特別「この人を観たい」という理由にもあまりならないというのを大前提にした方が良いなと改めてと思ってます。

まず見つけてもらえないし観てくれないのが基本で、VTuberというのは企業勢でなければ活動にアバターを使っている一般人くらいの認識の方がたぶん正しい。「VTuber」はもう注目を得られる属性でも何でもないのでそこに依存して始めると後悔しそう。


マニュアル化されすぎな感じの「準備中」

初動が大事!!!という話をよく聞きます。デビューを成功させるための王道みたいな「準備中」の動き方があると思うんですが、「こうすべき」と巷で固まり過ぎていることに違和感がずっとあり……

女性か男性か、セルフ勢かどうか、スキルがあるのか、自分自身の性格がどうか、やりたいことは何か……その他もろもろ前提条件が違う訳なので、みんなが同じ準備を同じようにして上手くいくイメージがなんだか湧かない。

そもそも「VTuber」って配信しなきゃいけないんだっけ?
「デビュー」って何だ?

バーチャルな身体を使うかどうかというだけで、もっと準備や活動への考え方は自由でいいんじゃないだろうか……みんな企業勢が華やかにやっている事を基準にし過ぎているのでは?という気持ちが結構あります。

また、前述の通り「ただのアバター持ち一般人」であることを前提に考えると、企業みたいな「活動開始後のクオリティが担保できる組織」がやる準備等の流れと同じ手段を個人がやるべきなんだろうか?とも思っています。(もちろん個人でその雰囲気を作っている状況を楽しみたいなら全然良いとして)

たぶん同じことを長期間かけずに準備しようとしたらお金が相当かかるし、お金かけたくなければ時間が掛かって一生準備中になってしまうし、どうやっても息切れしそうな感じがする。兼業だと特に。

且つそれだけ頑張って期待感を持たせることに成功したとしても、いざ活動開始しても全然その労力に見合わない結果になってしまったらきっと心が折れるでしょう……

結局は活動自体が大事なんじゃないかと思ってます。偶然発生する「見つけてもらう」のうえに「興味を持ってもらう」を重ねる必要があるので、準備と言うよりは、見つけてもらえた時に如何に射止められる活動をしているかどうかに尽きそう。

でもまあ見つけるきっかけになる事前情報としてビジュアルが大事なのも間違いないとも思います。その意味ではセルフじゃなくて依頼した方が広報含めて圧倒的に良いんだろうな。


結局は自分が続けられるやり方かどうか

ここまでを踏まえて、今のところ自分は「準備に拘らずさっさと活動を始めて、興味を持ってもらうためのコンテンツを量産しつつスキルアップした方が良いんじゃないか派」になってます。

(もちろん既に沢山の適正スキルがあって、企業並みのクオリティをコンスタントに出す環境が整っているなら準備ガッツリやった方が良さそうとも思う)

クオリティを上げるにも、偶然たくさんの人に見られる機会を掴んだり、その波に乗るにしても、結局は人に見られる状況へコンテンツを出し続けてないと起こりえない筈なので、無理せず楽しんで続けられることが一番大事なんだなと改めて思います。数字は楽しんでいるうちに後からついてくると思った方がきっと精神的に良い。


ちなみに自分は作るのが好きなので大体セルフ、且つ男性で個人勢としてやろうとしている業の塊みたいなスタイルを取ろうとしているので、
「見つけてもらう」のも「興味を持ってもらう」のもVTuberとしてはだいぶ修羅の道である自覚を持ってやろうと思ってます(ここまで役満だと一周回ってVTuber関係無くどう観てもらえるようにするかを考えた方が良さそう)

そんなスタイルな訳で、数字からのモチベ維持を期待できそうにないので、どうやって楽しんで続けるかは重視していこうと思います。いろいろ作っていく中で実験とか研究とかして、どうしたら観てもらいやすいのか考えるのを楽しもうかな。

そのためにもさっさと肉体を仕上げて色々始めよう(自戒)

※数字云々いいましたが見てもらえている感がモチベに繋がることは間違いないのでフォロー等していただけると大変うれしいです

数年後に見返して、こういった考え方で活動してて良かったな~と思えるようになっていたら嬉しいなと思います。

以上、「七夕たなばたあるた」の外の人でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?