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初めて外資系に転職したときの対策

日系企業から初めて外資系に転職したときの対策について簡単にまとめたいと思います。日系企業の転職と似たような準備をしているところもあるのですが、参考になればと思いまとめます。外資系に興味がある人にとってこの記事で少しでも役にたてれば嬉しいです。

これは個人の見解であり、特定の企業団体の意見を表すことではないことをご注意ください。

まずはキャリアの振り返りを行いました。これは日系企業の転職準備と変わりません。次に行った英語のレジュメ作成、英語で話せるようなるところが日系企業の転職活動と異なることでした。キャリアの振り返り、レジュメの準備、英語で面接で話せるようになる、という順番で説明します。

キャリアの振り返り

日系企業の転職でも同じかと思いますが転職する前にこれまでどんなことをしてきたのか、何が得意なのか、何が不得意なのか振り返りをします。そのまとめと自分の今後ややりたいことなどを重ね合わせることによって、次にどういった企業に行きたいのか、どういったことをしたいのかなどが見えてくるかと思います。あるいは今後3年後、5年後、10年後にやりたいことを見据えてそこから計算して次にすべきことなどが見えてくることもあると思います。私の場合は先を見越して決めたこともありますし次に何したいか決めてこともあるのでケースバイケースでどちらかになっています。

やりたいことをできる環境を探します。自分の知っている知識内で探してもいいですし、もし福利厚生など詳細が調べたい場合は下記のサイト(glassdoor)が海外では有名ですので使うと良いかもしれません。もちろん外資系の企業の情報は十分載っていますが、日本における外資系の情報はすくないことも多々あるのでどの地域の情報が書かれているのか注意する必要があります。

https://www.glassdoor.com/index.htm

ちなみにglassdoorはリクルート社が2018年に買収しています。

レジュメの準備

キャリアを振り返って受ける予定の企業が見えてきたら次はレジュメの準備です。初めての英語での履歴書(レジュメ、resume)の準備は大変ですよね。私もそうでした。いきなり英語のレジュメを用意するのは難しいと思いますので、まずは日本語の履歴書や職務経歴書を用意したほうがまとめ作りやすいかもしれません。私の場合は、日系企業も併願したので日本語の履歴書、職務経歴書を先に用意しました。

英語のレジュメはA4 1,2枚にまとめていくことが必要です。特に日本で転職をする際に作る履歴書とは異なり、これまで行ったすべての職種について記載するのではなく応募するポジションに関係することにできるだけ要点を絞り、さらに実績を書くことがポイントです。これは他のサイトや参考書にも書かれています。日本の職務経歴書はこれまで経験したことをできるだけ記載すると思いますが、それと異なり英語のレジュメはできるだけ簡潔にまとめるところがポイントです。

カバーレターを書く慣習が英語圏の会社でありますが、こちらは応募する会社ごとに必要の有無が変わってくる印象です(英語圏以外の慣習は把握していないので英語圏の会社と記載しました)。ただ、私は外資系の複数社で働いた経験がありますが一度もカバーレターを書いたことはありませんので、なくても働くことは可能ということはわかります。もちろん、他の会社必要だったり、あるいはレジュメに書きたいけど書けなかった要望や希望職種など追加したいことがあれば書くと漏れがなくて良いかもしれません。

英語で自分のことを話せるようにする

私の場合は日系企業で海外出張に数年に1回行くくらいしか英語を使う機会がなかったところからスタートしました。

英語で自分のことを話せるようにするというのは難しく考えるかもしれませんがその応募するポジションによって決まります。例えば、業務で100%英語を使うとなると求められる英語のレベルも高くなります。ですが、海外に本社があり日本に支社がある外資系の場合は日本における営業支店の意味合いが強くなってくるため、日本語が話せて、本社との英語で話したりレポートを送ることがあるので英語の求められるレベルは業務で100%使うよりは簡易になり、その結果面接で求められる英語のレベルも下がります。

それではどのようなことを中心に話せればいいのでしょうか?応募する職種や求められる英語のレベルによると思いますが、基本的には日系企業の転職時に聞かれるようなことを英語で話せることがまずは基本かと思います。例えば、現在の職場でどんな役割でどんなことをしているのか?これまでの経験で一番大変でなぜ大変だったのか?などになります。もちろんポジションや会社によって内容は変わりますので、よくある共通事項だけにここでは絞ります。

これらは日系企業の転職でも聞かれるのでキャリアの振り返り時に考えているかと思います。ただ日系企業の転職と異なるのが英語にすることです。そのまま英語にすると通じないこともあることがあるので注意が必要です。例えばWebディレクターという職種がありますが、英語でそのまま翻訳すると Web DirectorやDirectorにしてしまいそうになります。しかしこれは英語圏の人に誤解を与えることが多いです。Directorは部長職やもしくは役員の職種に使う言葉ですので、Directorを使うと日本で使っている意味合いとは異なってきます。もちろん部長職や役員の方が使うのは問題ありません。

このようにそのまま訳すと通じない用語などもあるので注意しないといけません。ですが、最初はわからないと思いますので一旦思うがままに訳してみて、そのまま英会話のレッスンでぶつかっていき指摘されて直していくのがよいかと思います。

私の場合はBizmatesを使いました。入塾時は最初のレベル(たしかレベル1の前半)のほうでしたが、自分のキャリアを話したり、意見をいう必要があったりするので非常に勉強になりました。他の英会話オンラインはそのとき使っていないのでわかりませんので比較はできません。

英会話の教室によっては転職対策の講座もあります。個人的な意見にはなりますが転職対策の講座よりもビジネスの日常会話のレッスンなどを通すと良いかと思います。試験対策よりは日頃の仕事でどんなことをしているのか概要を話すと英語での練習になり重要だったと思います。

それとできるだけ複数の先生と話しておき、可能なら単語が間違っている場合は指摘してくださいと事前にお願いできるならお願いするのが良いかもしれません。わかりづらかった単語など指摘してもらえれば、面接のときにできるだけわかりやすい英語になると思います。

参考

本などを探している方もいるかもしれないので参考程度ですが、私は下記の本をさらっと読んで全体の流れを確認しました。方向性を確認できたのは良かったのです。ただこの本の面接のようなレベルを求められることは日本における外資系では私の経験(英語の求められるレベルが高くなかったので)ではなかったです。もしかしたら英語が重視されているポジションだと十分に効果があるかもしれません。また、この本の最初に情報収集の仕方なども記載ありますので面接だけでなく全体的に参考になるかもしれません。同じ著者で履歴書編もありますが私は読んでいないのでわかりません。

まとめ

私がはじめて日本の外資系のポジションに応募したときに対策したことをまとめまてみました。外資系は難しいと思う方もいるかもしれませんが、今はチャンスが増えていると思いますので、外資系に興味がある人にとってこの記事が少しでも役に立てるなら幸いです。

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