充実とも違う多幸感について（子育て）

子供が産まれてくる前の自分は
幸せをどんな時に感じていたんだろう？
朧げなイメージでは充実感と多幸感は結構近いところにあったような気もする。
旅行に行って特別な時間を妻と過ごすことや、友人と気兼ねなく遊んでいるときも幸せだな。と感じていたような気がする。

ただ、今子供が1歳を迎えての幸せを感じ方が
そもそも変わって来ているようにも思う。
何かこの瞬間のかけがえのないこと、戻ってくることがないであろうことを分かっているからこそ、時間を噛み締めて過ごしている時に、なんとも言えない幸せを感じるのだ。

充実した日々かと言われると心の持ちようとしてはまたなんとも違う。
時がただ流れていっているような気もする。
本当であれば、あれもこれもと欲張りに過ごしたい自分だってそこには存在するわけではあるのだが、目の前にいる我が子の今の記憶を残しておくことの方が後々の多幸感に繋がると心と頭で理解しているような気もする。

かのスティーブ・ジョブズでさえもっと子供いれば良かったと話をしていたり、ハイキャリアの人でさて、子供の頃にもっと子供と一緒にいれば良かったという話をよく聞く。
何かと何かはトレードオフで二つのものは手にすることはできないのだとしても、ただこの瞬間を大切に記憶に留められるようにしっかりと見つめていきたい。