大学生のゆるゆる読書(?)記録 ①【ベオウルフ物語】

こんにちは。夏真っ盛りで、暑い日々が続いていますね。
夏と言えば、夏休み。……まぁ、大学生はテスト期間で大忙しなわけですが。せっかくの長期休暇ですので、「読書記録をつけてみよう!」となりまして、今日から感想等々を書き留めようと思います(エタらないようにしないと……)。


【2022/8/4(木)】
中島 孤島 編(1981)「Ⅰオウルフ物語」『イングランドの神話伝説』第38巻 名著普及会

ベオウルフ物語、ずっと前から読んでみたかったんです。
で、たまたま図書館に行って、たまたま本棚の間をうろうろしていたら、たまたま「イングランド神話伝説」の本を見つけました。
やはり、外は暑いのでね。図書館でうろつくに限ります。

この本は「ベオウルフ物語」と「アーサー王物語」がセットになっており、ついでにアーサー王も読みたい人にもおすすめ。文調も割と自然なので、「伝説の、あの、よく分からない感じがイヤ」という人も安心です(伝われ)。

で、読んでみた感想なのですが……。アーサー王物語も一緒に読んだ方が、その違いが分かると思います。

と言うのも、あくまで個人的な意見なのですが、ベオウルフの話はニーベルンゲン伝説なんかに近い感じなんですよね。同じ「イングランド」の中に入っていますが、ベオウルフはアングロ・サクソン系の物語で、アーサー王はケルト系の話なんです(ここら辺のことは、書籍の冒頭部分にも書いてあります)。

ベオウルフはゴッス国(現在のスウェーデン南部)の英雄で、デンマーク王を悩ませる食人鬼・グレンデルを倒すために、海を越えて助太刀に行きます。英国に伝わる話ですが、ルーツはアングロ・サクソンがブリテン島にやって来る前の地域にあるんですね。
実際は、ブリテン移住前に成立した説と、移住後に成立した説があるらしいですが……。田中は研究者ではないので、詳しい話はカットします。

ただ、怪物と素手で格闘したり、宝を守る竜と戦ったりする場面は、何となくシグルド伝説に近くないですか? 何だか、ニーベルンゲンも読みたくなってきました。

英国の伝説的な英雄のお話、とても力強くて面白かったです。


……さて、次は何を読むか。

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