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オンライン説明会はルッキズおばけの好物

世の中はルッキズムに染まりきってしまった。近年の若者が恋愛しないのは間違いなくスマホでトップレベルで顔が整った男女を眺めているからであろう。その辺に歩いている昭和ではかなりモテたであろう男も今では普通の男に成り下がってしまった。そして昭和では普通の男であっただろう者たちは普通ではない男に降格を余儀なくされてしまう。

これを書いている私も後者だ。普通の男なのだが今の時代、普通では女の子たちの目には映らないようになっている。

なんてことを考えながら企業説明会を受けている。特別行きたいわけではない会社に入るための特別な理由を探すために。

当然そんな興味のないことに何時間も集中してられるわけもなく。ほかの就活生の顔を見ていた。

「この人かわいいな」「こいつ清潔感が終わっとる」「俺この中じゃましなほうなのか?」「なんだこのイケメンは。けしからん」

会社説明会を受ける度に自分が一番ルッキズムに染まっている事実を突きつけられる。

正直ほかの就活生も同じでしょ?

同じであってくれ。

話は少しそれるがコンプレックスというものの厄介さと言ったらマリオの砂漠ステージで現れる曲線を描くように動く太陽くらいだ。

私は自分が大好きだ。自信を持って言える。しかし一つあまり好きではないものは顔だ。もっとかっこよく生まれてたら私はどんなにきらびやかな人生を歩んだろうか。

まあこんな精神をしている奴に素晴らしい顔面が与えられたところできらびやかな生活はもっと遠いところで私を傍観しているのだろう。

そんな顔にコンプレックスを持っている私はとにかく人の顔面を見る。
なんであの男はあんなに魅力のないルックスをしているのにかわいい女を連れて歩いているのだ。

そして自分の顔を鏡で確認し世の中はそこそこ納得いくようにできていることを知る。

その繰り返しだ。

話を戻す。なのでオンライン会社説明会などという顔面のバイキングを目の前に出されたら私は止まらないぞ!



この文章に共感した君。

君はおそらくあまりルックスがよろしくなく、人の顔を比べることを生業としているろくでなしだ。

しかし意外とそういう人種はいる。

もうルッキズムを治すことは難しい。なので同族を増やしてみないか?
マジョリティにかなうものなど自動小銃くらいだ。

冗談。今すぐ人の内面を見れるように努力しなさい。

私も頑張る

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