見出し画像

廊下の照明を夜中だけはほんのり点灯させたい

今住んでいるマンションの廊下の照明。
4つのダウンライトにスマート電球Hueを入れてあります。

約8mある廊下を両端から挟むように
2つの人感センサを置いてあり、
廊下のどこから出入りしても、自動で4つすべての照明が点灯します。

さらに優れものなのが、昼間と夜間の時間帯によって、
昼間は明るく、夜間は暗めに点灯するように設定できるところ。

夜中にトイレに起きたときに、
廊下の照明がまぶしくて目が覚めてしまうことを防げます。

  • 壁スイッチの操作なしで自動点灯/消灯

  • 3つのダウンライトは同時に点灯/消灯する

  • 昼間と夜間で明るさを変える

このたび新築にあたり、
廊下に3か所のダウンライトをつけることになりました。
新居でもこれまで同様の機能を実現させたいと思いましたが、
これがなかなか大変でした。

廊下の配灯図

かってにスイッチのラインナップ

壁スイッチで圧倒的なシェアとラインナップの充実度のパナソニック
パナソニックでは人感センサ付きスイッチを
「かってにスイッチ」という商品名でまとめています。

2線式と3・4線式
商品ラインナップ比較の中で、おそらく一番理解しにくいのが2線式と3・4線式の違い。
ネット検索しても、3線式=3路スイッチ、4線式=4路スイッチと勘違いしている記事がヒットしてきたりしてなかなか難しい。

もともとは3・4線式しかなかったところに、LEDの普及を背景に取り付けが簡便な2線式が出てきたという経緯を知らなければ、メーカーの説明も分かりにくいと思います。
3・4線式はもともとあった方式です。一般的な配線のスイッチ(片切スイッチ)をあとから3・4線式のかってにスイッチには置き換えられない(電線を這わせる工事が必要)というのがデメリット。
2線式は、配線がシンプルで片切スイッチからの置き換えも可能。デメリットは、・LED以外の白熱球や蛍光灯には使えない(が、現在ならほぼ問題ないかと) ・スイッチそのものの電源をとるために常時わずかに電流が流れるので、照明によっては消灯時でもごくわずかに光るかもしれない ・かってにスイッチを3つ以上接続する4路回路に相当する使い方はできない といったところ。

今後は2線式がメインになると理解しています。

天井付タイプや屋外用、壁用でもデザインの違いがありますが、
基本の室内壁用(アドバンスシリーズ・2線式)に絞ると、
2商品あります。


WTA1811(壁取付)

スタンダードな、かってにスイッチです。
検知範囲は3m(正面に近づく方向のみ2m)で、
水平方向のみどの範囲まで検知するかの調整ができます。

動作時間(オンになったあとオフになるまでの時間)は
本体のツマミで設定できます。
照明は1台でもいいし、複数台も同時にオンオフできます。

明るさセンサ付
動作する明るさ(どこまで暗くなったら動作するか。切も可)を
ツマミで設定できます。

手動スイッチ付
ボタンを押すことで、センサーでオンする(自動)と、
センサーに関係なく常にオフ(切)、
常にオン(連続入)を切り替えられます。
(訪問者や子どもが切にしてしまいセンサーが動作しないという欠点も)

2箇所検知
2台接続(3路配線)できるのでより広い範囲で検知できます。


WTA1274(トイレ壁取付)

トイレへの設置に向くかってにスイッチです。
基本的な機能はWTA1811と一緒ですが、
本機のみにあるトイレ向きの機能が3つ。

ほんのり点灯モード
「夜中だけ照明を暗めに点灯する」モードです。
(ただし、停電するとほんのり開始時刻がリセットされます)

消灯お知らせ機能
オフになる前に、約6秒減光されます。
トイレ利用中に照明が切れて真っ暗になることを防げます。

換気扇連動機能
照明が切れたあと設定した時間換気扇を動作させられます。
(換気扇を接続しなくても照明は動作します)


ほんのり+3路対応のかってにスイッチが存在しない

かってにスイッチ(2線式・アドバンス) 2商品の比較

壁スイッチで夜中の廊下を暗めに点灯させるために、
ほんのり点灯モードのあるWTA1274を(換気扇接続なしで)
採用しようかと思いましたが。。。

そもそもトイレ向けのスイッチなので2箇所検知に対応していません。

トイレに行くためには廊下を通るわけで、

廊下もほんのりさせたいというニーズはあると思うのですが。。

廊下にほんのり&かってにスイッチを使おうとして、
2箇所検知ができない問題にぶち当たった先人が
ネット上にも何方かいらっしゃいました。

かってにスイッチを使う前提で代案を考えてみました。
それぞれに妥協点はあります。

代案

① 手動ほんのり

2箇所検知に対応したかってにスイッチに調光器を接続して、
寝る前に手動で暗めに設定するというもの。

パナソニックのFAQにそのものずばりの設問があり、
3・4線式のかってにスイッチならば調光器を接続できるとのこと。

ただし、かってにスイッチの親機側に
調光器を追加するために、壁スイッチを2連にしなければならないことや、
そもそも自動がウリのセンサーで毎日調光操作するのも違う気はします。

将来、2箇所検知とほんのり点灯モードの両方に
対応したスイッチが発売されたときに移行しやすいような気がします。

② 分割ほんのり

廊下の照明が一括で点灯することをあきらめる。
照明を2グループに分け、
それぞれにほんのり点灯モードに対応したWTA1274を接続するもの。

スイッチ2台になるので費用はかかります。
点灯する灯数を削減できるので、些少ながら省エネにはなります。

デメリットとしては、明るさセンサを使用できないこと。

同じ空間で別系統の人感センサライトを使用すると、
一つの系統の照明が点灯することで明るくなり、
もう一つの系統のセンサが明るさを検知し、
照明をオンしなくてもよいと判断してしまいます。

明るさセンサをオフにすれば問題ないですが、
日中の明るい時間帯でも点灯してしまいます。

③ on/offタイマーと足下灯

時刻によってON/OFFするタイマーをWTA1811に接続して、
深夜はかってにスイッチ自体が動作しないように設定するもの。

タイマーオフの時間中は、
ダウンライトの代わりにセンサー付きの足元灯を導入する。

足元灯には明るさセンサもついているので、
ダウンライトがが点灯しているときは、足元灯は作動しない(はず)

難点は、「あけたらタイマ」の名前の通り、
タイマ動作をさせるために
スイッチの蓋をあけっぱなしにしておかなければならないこと。

あけたらタイマをかってにスイッチに接続できるのか?
これも検証してみないことには、上手くいくかわかりません。

我が家のほんのり廊下の実現方法は?

あえて3つの代案の中で選択するなら、
②分割ほんのり が有力です。
しかし、この方法だと明るい日中でも点灯してしまいます。

さらに、
ほんのり点灯の時間帯を指定しても、
停電になると設定がリセットされてしまうらしく。

そう考えると、
機能全部入りのHueを引き続き使うのが最適解のような気がします。

電球の口金がE26という随分昔からある規格で、
灯具が大きくなりがちだったり、
Hueのセンサーが別付なので見た目がスマートじゃないのが難点。

パナソニックから
2箇所検知とほんのり点灯を両立した「かってにスイッチ」が出るか、
または
リンクプラスのシステムにセンサーが組み込まれて、
スマート電球並みに自由度の高い照明計画ができるようになると嬉しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?