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ハリー・ポッターと恐竜の石。

男: 眠い?そろそろ寝ようか?
女: 、、、もう知らない😭
男: 抱きたいというか何というかさ
女: セックスしたいって言いなよ🤣
男: それ本当に引き取るの?
女: 女に二言はない😠
男: なんで怒ってるの?
女: 先がないじゃない、先が😭
男: これはもうメンヘラだわ
女: メンヘラかあ🤣
男: いつか思い出を書いてもいい?
女: は?ガソリンかけて燃やすよ?😠
男: 、、じゃあ彼のとこ行けば?
女: 彼はあなたと違って最高なのよ😭
男: ちならはまあ、100%男のせいだからね
女: 要らないよそんなフォロー🤣
男: 魅力がないとか言ってないよ
女: じゃあ何でお口に出せないのよ😠

断片化された、いつかの会話。
時系列はわからない。
女の数も不確かだ。
そもそも現実に起きたことかどうかも
若干怪しい。
夢オチの可能性もゼロではない。

なんせ砂利みたいに残ってたから
多分大切な会話の一部なのかなあと推測する。
めちゃくちゃなキチガイ女にも思えるし
エッチしまくりたくなる可愛い女にも思える。

色彩はない。
そこから広がる景色もない。
尿路結石のような断片。
尿路結石の経験はないけど
物質化させたらそんな感じなんだろうか。

尿路結石の石にペインティングする人が
恐らく誰もいないように(いたらすいません)
記憶の断片を物語にしようとは思わない。

かと言って
積極的にデフラグしようとかも思わない。
ハードディスクみたいに最適化できるほど
僕の長期記憶は単純じゃないしポンコツだ。


小学生の頃、母と博物館で恐竜展を観て
帰りがけに米粒大くらいの石を貰った。
小さなビニールのパッケージには
恐竜の石と書かれていた。

うおお!化石もらったばい!
と、はしゃいだら

「恐竜の化石が見つかった近くの石です
 って書いとうやん。
 化石なわけなかろうもん笑」

と、母にピシャリとされた。
ほぼ学習した記憶がない、
コクヨの学習机の2番目の引き出しに入れて
うん、多分今も入っているはずだ。
恐竜の石。
大事に持ってるというか
捨て損なったというか
正直どうしていいかわかんなかったし
判断をぶん投げてしまっただけだ。

見た目には分からないけれど、
捕らえておくことができない
制御不可能な無邪気な恐竜みたいな女に
僕は好かれていたのかもしれない。
あるいは僕は恐竜と付き合ってたかもしれない。
(村上春樹風)

尿路結石みたいな記憶の断片の恐竜の石。
デフラグしようとしても
ジャリっと音がして、ぷすんっと止まる。

ダウンジング即ち棒占いみたいに
ちんこはピクッと反応している。
ちん脈はあるようだ(肉棒占い)。

馬鹿の累乗みたいなこと言って
ふふふ🤭って笑った瞬間に
ハードディスクいや
ハードディックもより一層
熱暴走してしまうのだろう。


それがまた次の断片に。


はあ、穴あきパンツ穿かせたい。


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