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おばになったわたし

夜中の3時を過ぎた頃、母から妹の陣痛が始まったよと連絡があった。

最近眠れてないわたしはばっちり起きてたから、
そのあとさらにそわそわして眠れなくなった。

ゴロゴロとベッドで過ごして、落ち着かなくて何回も水飲んで、気を紛らわすために海外ドラマ観て、それでも落ち着かなくて筋トレして、もうめちゃくちゃ。

4時過ぎに、産まれたよと妹から連絡きてようやくひと段落。妹夫婦に似てるというより、自分たちの父親に似てるような顔。そしてでかい。

この子が妹の子か、めちゃくちゃ甘やかしちゃいそうだなと思った。

おばさん、になったのかぁ。

子供は1人ぐらい産んでおいた方がいい
とか
いつか産まないと!と焦るタイミングがくるよ
とか
妹に産まれたら産みたくなるんじゃない?
とか
とにかく今までいろんな人たちから散々言われてきたけど、そのどれもまだわたしの中にはない。

多分妹たちの子どもを可愛がってそれで満足して、
自分で産むなんてやっぱり考えられなくなりそうだ。

でも、命が産まれるというか、
妹が産んだのかぁということにえらく感動して、
まだ日が昇る前の暗い部屋でこっそり泣いたのでした。

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