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息をするように暴言を吐く人、おばちゃんちゃんと聞くから言ってごらん

「下手くそが、バーカ」パーティのボイスチャットが切れる瞬間を見計らって言い逃げしていく人。こいつ!きったねーことしやがる!!!

アラフォーおばちゃんが念願のオンラインゲームをうっきうきで初めて、まず乗り越えなければいけなかったのが、突然投げつけられる暴言を傷つかず、大人として冷静にお返ししなくてはいけない、という事だった。

もともとゲームが好きで若かりし頃は、仕事➤ゲーム➤仕事…などは軽くこなしていた。育児家事仕事に追われるようになると、ゲームをする時間なんてとれなくなっていった。特に数年間は分刻みで予定をこなさないといけない日々が続いていたのでなおさらだった。
少し自分の時間がとれるようになったころゲーム実況者という人たちを知った。楽しそうにゲームをしているのを見ていると、私のゲームしたい欲がふつふつと再燃してきた。どうしてもプレステーション4が欲しくなった私は、大人の汚い手を駆使して念願のプレステ4を手に入れることに成功した。

浦島太郎状態の私はゲームの進化に感動していた。簡単に様々な人たちとゲームで繋がれて、それも話しながら楽しむことができるようになってる!
シューティングゲームなんてグラディウスで止まっていた私が、FPS(一人称視点)を初めて触り、ボタンの多さとエイム(照準を合わせること)の難しさに四苦八苦しながらも、敵を倒せるようになると嬉しくなり、時間を見つけてはゲームを楽しんだ。

そこでカルチャーショックを受けたのは、暴言を息をするように簡単に投げつけてくるプレイヤーが多いという事だった。
こっちは下手くそなのを自覚しているので、パーティの人達の迷惑にならないように頑張ってついていき、キャラクターもサポートタイプのキャラを選んで一生懸命味方の回復に励み、勝利に貢献できるように頑張っているのに…
初めて暴言を吐かれたときは「えっ!?ゲームって楽しくするもんじゃないの?私が下手くそなせいで不愉快な気持ちにさせてしまったの?」と落ち込んだが、時間がたつとふつふつと怒りがわいてきた。
暴言を吐いた人は、危険球投げてすっきりして自分だけ次のゲームを楽しんでいるなんて!こっちは悶々としてゲームを楽しめない!
下手くそなので、あなたとこれ以上一緒にゲームをすると楽しめません。と言われたら素直にごめんなさいと謝ることもできるのに、ロビーに戻る絶妙なタイミングで言い逃げするなんて!
正々堂々とゲーム中から言ってくれたら、丁寧にお返事を返せるのに!
メッセージ機能を使って暴言を送ってきた人には、ながーーーーい謝罪のメッセージを返信させてもらっています。ちゃんとスクショも取って報告するところには報告もしています。大人なので!!

ファミリーコンピュータって名前がついていたように、友達や家族と交代しあい、時には喧嘩もしながら楽しんでいた世代。なので、喧嘩もできないのに文句だけいってにげる、という文化が私にはいまいち分からない。文句を言うなら、ちゃんと聞くから喧嘩しませんか?そしたら自分の悪いところも聞けるのに…
自分が嫌な気持ちにならないため自己防衛をしていても、ふともらい事故のように暴言に出会う事もある、ゲームには罪がないのでそういったモノには大人の対応をしながら楽しんでいこうと思っている。
けれど、せっかくだからちょっと聞いてほしい。やっと時間が作れるようになって、自分の時間を楽しみたいおばちゃんがゲームをしていることだってある。文句を言うならおばちゃんちゃんと聞くから、言い逃げしないで言ってきて欲しいなぁ。


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